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ひとりで頑張らなくて大丈夫。シングルマザー専用のシェアハウス

ひとりで頑張らなくて大丈夫。シングルマザー専用のシェアハウス

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シングルマザーとその子どもたちが集まって暮らしているシェアハウスがあると耳にしました。子育てと仕事の両立を応援する、「ペアレンティングホーム」です。 2012年3月に神奈川県川崎市の高津に設立され、今年10月に同じく川崎市の二子新地に2軒目がオープンしたばかり。

普通のシェアハウスと何が違うのか? シングルマザーたちはそこでどんな生活を送っているのか? 企画者の秋山怜史(あきやまさとし)さんにお話を伺いました。

充実した子育て環境で、キャリアアップを諦めない

131008_parentinghome02.jpg「ペアレンティングホーム」は、シングルマザーを対象とした日本初のシェアハウスです。高津には8部屋があり、現在は15名が共同生活をしています。一家族ごとに個室があり、キッチンやダイニング、お風呂は共用です。

「シングルマザーたちがもっと働きやすく、もっと楽しく子育てができる環境を整えたい」と考えた秋山さんは、思いを同じくした4名のチームで、「ペアレンティングホーム」の企画を立ち上げました。

普通のシェアハウスや公営住宅と異なる点は、まず、「シングルマザー」という同じ境遇の母子が集まり、悩みを共有しながら一緒に生活していること。そして週に2回、17時から21時までの4時間、専門の研修を受けたシッターによる「チャイルドケア」が行われること。玄米菜食による食事がふるまわれ、見守り保育や育児相談などのサービスが提供されます。

シッターが子どもたちを見てくれている間に、母親たちは掃除や洗濯を済ませたり、持ち帰った仕事を進めたり――。毎回同じシッターなので、"ホームのお母さん"として信頼される存在になっているそうです。

同じ境遇だからこそ、母親同士もギブアンドテイクで助け合っています。仕事で急に残業が入ったときは、ほかの母親に保育園のお迎えを頼んだり、子どもを見てもらって2~3日の出張に行ったりすることも。子育てをサポートしてくれる環境が充実している分、仕事に費やす時間は増えます。母親たちは子育てによってキャリアを諦めることなく、生き生きと働いているのです。

子育てを共有できるホームを、当たり前に選択できる社会に

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「ペアレンティングホーム」の家賃はチャイルドケアや共益費を含め、10万円前後。通常の賃貸マンションに比べると安いかもしれませんが、働いていなければ毎月支払うことは難しい金額です。そこにも「働く母親をサポートする」という「ペアレンティングホーム」のブレない理念があります。

事情があり働けないシングルマザーには国からの支援がありますが、一定の収入を超えるとその支援を受けることはできません。「ペアレンティングホーム」は、国や自治体の支援に頼らず、自分が働いたお金で自立した生活を送るシングルマザーの子育てと仕事の両立を応援しているのです。

二子新地の次は、横浜にも建設を検討中とのこと。どんどん数を増やし、「働くシングルマザーにとって、『ペアレンティングホーム』で暮らすという選択肢が当たり前になる世の中にしたい」と、秋山さんは今後の夢を語ってくれました。

ここでは母子ともに、一生ものの貴重な出会いがあるのかもしれません。

ペアレンティングホーム

photo by Thinkstock/Getty Images

(取材・文/尾越まり恵)

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尾越まり恵
大学卒業後、リクルートの制作会社で9年間、結婚情報誌『ゼクシィ』に携わり、2011年に独立。フリーライターとなる。働く女性の幸せについて追求中。女性のキャリア、恋愛、結婚、出産などについて取材・執筆します。ブログ>>

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