タイ旅行の醍醐味といえば、やはり「タイ料理」。タイ旅行を何度もリピートしている人なら、「観光客向けのレストランより、地元の人で賑わうお店で食べてみたい」という思いが強いでしょう。そんなとき、お店選びの指針になるのが「緑のドンブリ」マークです。
料理研究家がお忍びで食べ歩いたお店
この「緑のドンブリ」マークは、タイでは有名な料理研究家のタナッシー・サワディワットさんが、タイ全域の飲食店を自身でまわり、「おいしい!」と太鼓判を押したお店だけに発行した認定証なのです。タナッシーさんはタイ王室の血縁にあたる人物。そんな人がお忍びで食べ歩いたと思うと、まさにタイ版ミシュランといった感。レストランばかりではなく、小さな屋台やリーズナブルな食堂も数多く認定されており、その数はタイ国内で2000店近くにも上るのだそうです。
「緑のドンブリ」はおいしさの証
実は「緑のドンブリ」マークは、タイのシェル社が1961〜98年に行った「Shell Chuan Chim」という古いグルメ企画の一環で、残念ながら現在は更新されていないもの。しかし今でもタイの人々の信頼は厚く、「昔ながらの老舗ローカルグルメを食べるなら、やはりここ!」と活用されています。ちなみに今は、シェフでもある息子のムックデーンさんが食べ歩きを引き継ぎ、ムックデーンさんお墨付き看板というのも存在します。
バンコクのおすすめ店3軒
下記では、首都バンコクで観光でも入りやすい「緑のドンブリ」マークのお店をご紹介します。
■ルン・ルアン
日本人の多く住むスクンビット地区にあるタイラーメン(クイッティアオ)の有名店。ランチタイムにはオフィスワーカーで満席になるほどの人気ぶり。小ぶりの麺は1杯40バーツ(約120円)。丁寧にとったダシが胃にやさしく染み渡ります。
・Rung Ruang住所:10/3 Soi26, Sukhumvit.Rd.,Bangkok
■ワナカーム
大木に囲まれた古い一軒家の邸宅レストラン。まるで森の中にいるような感覚で、代表的なタイの家庭料理を食べられます。全体的にボリューム多めで辛さもマイルド。どの料理を頼んでも外れがないのがうれしいお店です。
・Wanakaam住所:98 Soi Prssarnmitr (23) Sukhumvit Rd.,Bangkok
■エンポリアム FOOD HALL
気軽に立ち寄れるデパートのフードコートにも、「緑のドンブリ」マークのお店があります。BTSプロンポン駅直結のデパート「エンポリアム」のFOOD HALL内にあるラートナー(あんかけ麺)屋さんがそれ。大ぶりの具が贅沢に使われ、期待を裏切らない1皿が楽しめます。
・FOOD HALLのラートナー屋The Emporium 5F 622 Sukhumvit Rd.,Bangkok
タイを訪れたら「緑のドンブリ」を探して、地元っ子気分を味わってみてください。
wat arun in sunset via Shutterstock
(文/さとう葉)
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