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【月間特集】100万円を食べる! 一生に一度はトライしたい口福体験

【月間特集】100万円を食べる! 一生に一度はトライしたい口福体験

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Luxurious Moments via shutterstock

アベノミクス効果で、高級感があるものへの関心が高まってきています。宝飾品などと異なり、口にすれば消えてしまう飲料や食品。100万円に値する「キエモノ」には、どんな逸品があるのでしょうか。

赤ワインよりも濃厚な約100万円の白ワイン

140127_montrachet.jpgブルゴーニュ産白ワインの最高峰といえば「モンラッシェ」です。原料となるのはシャルドネ種のブドウ。石灰分の多いアルカリ質の土壌で、夏には21時くらいまで太陽光が射す地形に恵まれた、たった0.67ヘクタールほどの畑で育ちます。このブドウを用い、「ロマネ コンティ」で名高い「ドメーヌ ドゥ ラ ロマネ コンティ(DRC)」が作り出すワインが「モンラッシェ」。平均生産量は3,000本ほどしかありません。

日本への輸入元である「ピーロート・ジャパン」の広報部長であり、カフェグローブでもコラムを連載中のウィラハン麻未さんに、モンラッシェ 2005年(税込924,000円)」についてうかがいました。

2005年の「DRC モンラッシェ」は、アメリカで最も権威あるワイン雑誌である『ワイン スペクテーター』で100点満点を獲得しました。味わいは素晴らしく濃厚で、ジューシーな柑橘類などの風味を持ち、はちみつやミネラル感が感じられると表現されています。風味の豊かさとバランスを取るきりっとした酸味があり、もちろん長熟タイプの白ワインです。

「DRC」では試飲をする時、赤を試飲した後にこの白をサーブします。つまりそれだけ、この白は濃縮度が高く、豊かな風味を持っているということです。これを先に試飲すると、赤が負けてしまうのです。こんな白、なかなかありませんレアなワインの素晴らしいヴィンテージということで、死ぬ前に絶対飲みたいワインのひとつですね。

希少価値が高いということは、それだけブドウの栽培、剪定、醸造に手間暇がかかっているということです。自然が与えるさまざまな条件を受け止め、最高峰のワインをつくりあげた、栽培家、醸造家の英知の結集に100万円の価値があると言えるでしょう。

伝統文化を受け継ぐ100万円のロールケーキ

140127_irina.jpg昨年末「日本一高いケーキ」として話題になった100万円のロールケーキタワーフランス産トリュフ、ドンペリニヨンなど高級食材をふんだんに使ったロールケーキが、輪島塗の重箱に納められており、パーティ会場で「タワー」に組み立てるという趣向です。金箔・プラチナ箔、高級フルーツ、生花など、飾り付けに用いる素材も豪華絢爛。口にする部分の材料費だけで15万円相当という、とびきり贅沢なスイーツです。140127_inachu.jpg

輪島塗の重箱は全ての工程が手作りで、沈金・蒔絵の装飾を施し、ひと組の完成に1年を要します。このロールケーキは、伝統工芸の後継者不足、伝統工芸品の使用機会の減少に歯止めをかけるために、スイーツブランド「イリナ(irina)」と輪島塗の老舗「稲忠」がコラボレーションして制作されました。日本の伝統文化継承という大義をおった100万円といえるでしょう。

※「イリナ」では、100万円でなくてもオリジナルスイーツをオーダーできます。

パーティのプロが考える「2人で100万円」のディナー

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Bride and groom via shutterstock

イタリアをはじめ多くの大使館、ラグジュアリーブランドのパーティでケータリングを手掛けるパッション フーズ」のジョルジョ・マテラ氏に、「2人で100万の予算があったら、どのようなメニューを考えますか」と尋ねてみました。開口一番、「目的によっては100万円でも足りないかもしれませんね」とひと言。

本物を体験してもらうために、どれだけ質の高いサービスができるかが要です。イタリア・マルケに本拠を置くファッションブランドのパーティメニューの時は、マルケを代表するチーズが日本には輸入されていない事を知り、マルケまで「ひと飛び」して調達してきました。また、東京でイタリアの家庭料理が食べたいというお客様には、南イタリアの町から、料理上手で評判の主婦を招いて郷土料理を作ってもらい、リクエストにお応えしました。

なんともスケールの大きな答えがかえってきました。材料費にいくらかけるか、高級食材やワインをどれだけ使うかではなく、本質を極め、楽しく美味しい時間をどのように創造するかに価値があるようです。

「100万円の口福」とは、口で味わう幸せに至るまでの、「人」の努力と時間、食を通じた忘れがたい経験、五感プラス心で感じる幸せの対価といえるかもしれません。物を所有する喜び、印象に残る経験、どちらに投資するのかは、永遠の選択のようです。

ピーロート・ジャパン,イリナ,稲忠,パッション フーズ

(文/草間由紀

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草間由紀
フードアナリスト、ライター、PRコンサルタント。食、美容、インテリアの外資ブランドPRを経て、2012年に独立。フードアナリストとして、マスコミ、SNSにて食の情報発信に従事するかたわら、美容、インテリア、ファッションなどライフスタイルブランドのPRを行っている。ブログでは、都会型ライフスタイル、食べ歩きに関する情報を更新している。

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