アメリカの経済誌『Forbes』が、毎年発表している「世界長者番付・億万長者ランキング」。2013年度は1位から順に、メキシコの通信企業「Telmex」の会長であるカルロス・スリム氏、アメリカ「Microsoft」のビル・ゲイツ氏、スペイン「ZARA」のアマンシオ・オルテガ氏、アメリカ「Berkshire Hathaway」のウォーレン・バフェット氏、同国「Oracle」のラリー・エリソン氏の順でした。
でも、こうして稼いでいる人だって同じ人間。今回は、彼らのような富豪たちが習慣にしていることを覗いてみたいと思います。
世界の富豪の「習慣」に注目
「Business Management Degree」では、世界の富豪の習慣をわかりやすくまとめたインフォグラフィックを紹介しています。なかでも興味深いのが、年収3万ドル(約306万円)以下の人(グラフ内では「Poor」と表現)の習慣と比較し、富豪(グラフ内では「Wealthy」と表現)との違いを明らかにしている点にあります。
どんなに忙しくても毎日30分以上の読書を欠かさない
読書や仕事への姿勢などには、以下のような違いが見られたといいます。
88%がビジネス教本などを1日30分以上読む(「Poor」は2%)86%が読書家である(「Poor」は26%)81%が「To Doリストを必ず書く」(「Poor」は9%)63%が移動時間にオーディオブックを聴いている(「Poor」は5%)44%が仕事の3時間前に起きる(「Poor」は3%が実践)
どんなに忙しくても毎日30分の読書を欠かさない、移動時間を利用した知的活動など、富豪の積極性が見てとれます。
よい習慣が好機をもたらし、悪習慣がマイナスの出来事をもたらす
また、成功するためには常に「ゴール(目標)を定める」ことが重要だとされますが、その姿勢も詳細に分析。
86%が自己向上のための生涯教育の重要性を実感(「Poor」は5%)84%がよい習慣が好機をもたらすと実感(「Poor」は4%)80%が特定の目標達成にフォーカスをあてている(「Poor」は12%)76%が悪習慣がマイナスの出来事をもたらすと実感(「Poor」は9%)67%が目標を書き出している(「Poor」は17%)
他にもテレビを見る時間は「1日1時間以内」といった習慣や、子育てに関する姿勢も紹介されています。
世界長者番付内の68%はゼロから財産を蓄えた人
世界の富豪と言えども、下積み時代は確実にあるものです。ちなみに、2013年の世界長者番付内の400人のアメリカ人のうち、68%はゼロから財産を蓄えた人だそう。「世界でもっとも有力な女性」と評されるオプラ・ウィンフリー氏は、親戚のもとを転々とし、時には家出をするなど、決して恵まれていたとはいえない幼少時代を過ごしたといわれています。
富豪たちの成功が、これらのシンプルな習慣に基づいているとしたら――。まずは、できることから取り入れてみたいと思います。
[Forbes, Business Management Degree]
photo by Getty Images
(文/下野真緒)

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