アメリカ女性とフランス女性、両者を比べると顕著なのが「年の重ね方の違い」です。ニーコル・キッドマンやハル・ベリーなどストイックに身体を鍛え、最新の美容技術を駆使して美しさや若々しさを保つアメリカ女性に対して、ジュリエット・ビノシェやジュリー・デルビーのように力の抜けたナチュラルな年の重ね方をするフランス女性。そんな両者の違いを比べてみたいと思います。
ナチュラルな美しさを保つフランス女性
最近アメリカで話題になっているのが、『French women don't get facelift』というフランス女性の美しさの秘密を紹介する本。アメリカ女性ほどストイックに運動をしたり、話題のダイエットや最先端の美容技術に飛びついたりするわけでもないフランス女性が、なぜいつまでも美しくいられるのか――。その秘訣として以下が挙げられていました。
・厚化粧をしない・代謝の衰えを意識したヘルシーな食事・寝る前にメイクを落とす・自分にあった「マジックヘアカット」をみつける・たくさん笑ってたくさん歩く・水分補給・良質な睡眠
さらに、フランス人の著者は「アメリカでは40代、50代になると女性としての価値がないように感じてしまう文化があるため、フェイスリフトなどの美容技術が盛んになっている」とも述べています。
対するアメリカでは「手をかけた外見は、成功のシンボル」
これに対するアメリカ女性の反応は、「年を重ねて美しくいるには"自然が一番"とばかりも言っていられないわ!」という感じでしょうか。
アメリカでは、「常にベストを尽くして最高の状態でいるべし」といった美的意識があるため、社会的に成功している人ほど、いくつになっても食事・運動・ヘアメイクもプロからサービスを受け、きちんと自己管理をしているようです。つまり、手のかけられた若々しい外見は、成功のシンボルでもあるのです。
いつまでも若々しくありたいと願う一方で、自然に美しく年を重ねることにも憧れる日本人女性は、どちらにより共感するのでしょうか。
[Parade]
Beautiful urban woman via Shutterstock
(文/白石里美)
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