カロリーだけを減らす食事は、ダイエットには逆効果
食事を選ぶときや食べるとき、気になるのが「カロリー」です。ところが、カロリーが低いからといって太りにくいとはいえないという事実が、「太陽笑顔fufufu..net」 で紹介されていました。
自分の「必要摂取カロリー」を把握しよう
サイトによると、カロリーとは、
水1g(ml)の温度を1℃上げる熱量のこと。食品に含まれる栄養素の中でも、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素だけがカロリーを持ち、それぞれのカロリーも違います。1gあたりのカロリーは、糖質とタンパク質が4kcal、脂質が9kcal。
とのこと。そして1日の必要摂取カロリーは、
身長(m)×身長(m)×22で算出される標準体重に、25~30をかけた数値
といわれます。たとえば身長が156cm(1.56m)の人なら、標準体重が約53kg、必要摂取カロリーの目安は、1325~1590kcalとなります。
低カロリーの落とし穴
体重が気になるときは、なるべくカロリーが低い食品を選びがち。しかし、カロリーだけを減らした食事は、ダイエットには逆効果です。
「ヒトは糖質、タンパク質、脂質からカロリーを摂って、身体の中で燃やします。そして、生み出されたエネルギーを使って生きています。そのため、カロリーばかりを気にする食事だと、エネルギーをきちんと作り出したり、燃やしたりできない身体になってしまいます。そうなると、ダイエットにも悪影響。身体に必要なカロリーが不足すると逆に痩せにくい体質になるんです」
とは、『アオハルクリニック』管理栄養士の伊達友美先生の言葉。たとえばカロリーを制限してタンパク質が不足すると、身体の代謝が下がり、太りやすい体質になります。
また、必要以上にカロリーを減らした食事を続けると、カロリーを消費するために必要なエネルギーまで減ってしまいます。一時的に体重が減ることもありますが、エネルギー不足から身体が脂肪を蓄えようとするため、結果的には太りやすくなるのです。
「冷え」にもカロリーが関係している
さらにカロリーは、多くの女性が悩む「冷え」とも深い関わりが。低カロリーの食事を続けていると、熱源が不足するため、身体が熱を作り出せなくなり、冷え性の原因になるといいます。
美しさだけでなく、健康そのものに大きく関わってくる「カロリー」。敵視するのではなく、正しく摂取することが大切なようです。サイトではカロリーとの上手なつきあい方がリストアップされていますので、ぜひチェックしてみてください。
(文/田邉愛理)
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