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ストレスは視点を変えれば「喜劇」になる/女優・鶴田真由

ストレスは視点を変えれば「喜劇」になる/女優・鶴田真由

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現在、無料動画配信サイト「フジテレビ+(プラス)」で配信中のドラマ『ラスト・ハネムーン』。結婚15年目を迎えたある夫婦が選んだのは「離婚」という道。すれ違う2人が最後に出かけた旅を通して、夫は妻への愛を見つめ直し、苦悩する......。一見するとちょっと重めなテーマですが、実はラストに度肝を抜かれるコミカルなドラマになっているのです。

妻役を演じたのは、女優・鶴田真由さん。自然体で飾らない美しさと知的な魅力が多くの人を惹きつけてやまない鶴田さんに、このドラマの見どころ、そしてライフスタイルについてうかがいました。

あらためて感じた男の愚直さ、女のしたたかさ

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(C)フジテレビ

離婚を持ちかけた夫に、妻が承諾の条件として提示したのは、韓国・ソウルへの最後の旅行。ドラマのタイトルでもある"ラスト・ハネムーン"です。韓国への旅行で冷え切った関係が少しずつ打ち解けるさまとともに描かれているのは、男の愚直さと、女のしたたかさ。

いつの時代も男はフラフラ、女はイライラ。そんな男女が小気味よく描かれていて、とてもリアル。支持してくれる女性は多いのではないでしょうか。でも男性は怖さを感じると思いますよ(笑)。ロケ中、夫役の風間トオルさんをはじめ、男性スタッフたちは口々に『女性への夢が壊れる!』『女は怖い!』と言っていましたから」

現場では、いつもスタッフとキャストが男女論に花を咲かせていたそう。話せば話すほど噛みあわず、やはり男女は別の生き物だということを思い知らされたとか。そんな鶴田さんは、今回「離婚」という疑似体験を通じ、さまざまな共感を得たといいます。

「離婚を突きつけられ、夫には愛人もいた。そんな主人公のどん底の心情に共感しましたが、同時に女として愛人の気持ちも理解できる。また、妻役の久美子がどんでん返しを起こすラストシーンでは、役を超えて本気で『ばかばかしい』『巻き込まれたくない』と客観視した瞬間がありました。どこかで『もう勝手にやって』と思うような感覚は、女性ならきっと共感していただけると思います」

5日間のオール韓国ロケは、とてつもなくハードだったと鶴田さん。

「朝4時起きで深夜まで撮影をして、また4時起き。本当にハードで『続編があったらどうしよう』と今からハラハラしています(笑)。韓国語はまったくの初めてだったので、歌を覚えるように丸暗記。これもハードでしたね」

ストレスは視点を変えれば"喜劇"になる

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そんな鶴田さんに、仕事のストレスについてうかがうと――

「もちろん感じることはありますよ。でも、ポジティブに転換するのは上手かも。ストレスの渦中から、視点を変えて俯瞰して見てみる。そうして人間ウォッチングに切り替えると、喜劇になるんです。長く役者をやってきて培った蘇生術のようなものかもしれません」

また、意識しているのが"代謝"。「代謝が悪いと身体も思考も滞る」というのが鶴田さんの持論です。代謝を上げるために実践しているのが「ヨガ」。もう10年以上続けているヨガは、鶴田さんにとって健康と美容に欠かせない「道具」なのです。

「なんでもいいんです。なにかひとつ、お守りのような"道具"を持っていると強いと思います。私にとって、それはヨガ。心が疲れて沈みそうになったときにも『帰ってヨガをすれば大丈夫』と安心できるんです」

凛とした美しさと、しなやかな強さを持つ鶴田さんが放つ言葉には説得力があります。

40代は"2度目の自立をする時期"

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1988年にデビューして26年、現在44歳。40代は"2度目の自立をする時期"だと鶴田さんは考えています。役者としてのキャリアを重ね、収入も得て、世間的には自立した大人。それでも、親という後ろ盾を心のよりどころにしている自分がいるのだとか。

「私の場合、両親が健在だからかもしれません。いつか、親がいてくれる"安心感"という梯子を外されて立ち位置が揺らぐときが来る。そのときに真の自立ができるように覚悟と準備をしておくのが、40代の課題だと思っています」

また、女優業と並行しておこなっていきたいのが「言葉で表現する」ことだそう。

「与えられた脚本の言葉を演奏するのが役者の仕事。もちろんそれも素晴らしいことで好きなのですが、フィルターのかからない自分の言葉で何かを表現することは、やっていかないと自分の中でバランスが取れない気がします」

それが本なのか何なのか――。カタチはまだわからないとしつつも、そう遠くない日に彼女が紡ぐ新たな作品に出合えるような気がします

20140829_mayu_tsuruta_profile.jpg鶴田真由(つるた・まゆ)

神奈川県鎌倉市生まれ。映画、テレビドラマ、舞台、CMなどで活動するほか、独特の視点で語られる言葉が支持を得て旅番組やドキュメンタリー番組などへ活躍の幅を広げる。著書に自身の古事記をたどる旅を綴った『ニッポン西遊記 古事記編』(幻冬舎)などがある。

ラスト・ハネムーン(撮影/照沼健太、取材・文/大森りえ)

大森りえ

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    2019.04.13.Sat

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