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究極のミニマリズムがラベルに。ジャケ買いしたくなるワイン

究極のミニマリズムがラベルに。ジャケ買いしたくなるワイン

ありますよね、素敵なラベルにつられてワインを買ってしまうこと。筆者の経験から言えば、素敵なラベルを考える生産者は造りもうまいと言えます。今回は、「おっ!」と思わせるラベルのワインのご紹介です。

ゴヤからインスピレーションを得たワインラベル

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アメリカのワイン専門誌で特集されるほど、今乗りに乗っている醸造家デイブ・フィニーさんが造り始めたワイン「2012 ザ・プリズナー」。フォロワー続出中の注目ワインです。主にジンファンデルが使われており、濃縮感たっぷりでがっしりしています。

このラベルは、彼が12歳のときに、両親からもらったゴヤのエッチング「La Petite Prisonnier」にインスピレーションを得たもの。ゴヤがこの絵で表現したものを、デイブさんはワインで表現したということでしょうか。ラベルのように、ダークでエッジーなワインをぜひご賞味ください。ワインに合う食材は、ビーフ。ブラックペッパーをたくさんかけて召し上がれ。

大物評論家を魅了した白をウニと一緒に

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「ザ・プリズナー」の白版「2012 ブラインドフォールド」。シャルドネを中心に、香り高いローヌ品種がブレンドされています。こんなブレンドがもっと増えたらいいのにと、アメリカの大物ワイン評論家を魅了した白ワインです。同じくゴヤの作品の一部を取った"目隠し"のラベルは、なんともセンセーショナル。デイブさんのあとを継いだ女性醸造家ジェン・ペローズさん作です。

合う食材でとりわけおすすめしたいのは、ウニ。そのまま、お醤油とわさびでも合いますが、ウニのパスタとは抜群の相性です。

料理が面倒なときにおすすめなのが、三陸パートナーズの「三陸のカジキマグロと干し貝柱のディップ」。熊谷喜八シェフがクリエイトした三陸の海の幸の贈り物」に入っているディップは、このワインのためにつくられたのかもと思うくらいぴったりの相性。卵黄とオイルが入って、マヨネーズのような風味とクリーミーな舌触り、ケッパーのアクセントが印象的です。

究極のミニマリズムがワインラベルに

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究極のミニマリズムと言えるラベルを持つのが、「2012 サルド ジンファンデル」。デイブさんがフラストレーションで固まっていたとき、ふと目をやったのが、ファイルフォルダーに貼ってあった文字を型押ししたテープラベル。そうだ、これだ! とそのまま使うことに。斬新でモダンなこのラベルは、サンフランシスコ モダンアート美術館の展示でもフィーチャーされました。

サルドという言葉は、スペイン語で"持ち合わせたバランス"、また、"ここからあそこへ"という意味を持ち、このワインの素晴らしいバランスを表現していると思います。このワインには、なんとカリフォルニアで最も古い樹齢の木になった葡萄も使われているとのこと。

合わせる食材は、赤身の肉を考えがちですが、意外なところではダークチョコレートとも非常に合います。

集めたイメージをコラージュに

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2012 アブストラクト」。グレナッシュ、シラー、プティットシラーのブレンドと聞くと、がつんと重い赤を想像しがち。確かにそうですが、そのスタイルの中にエレガンスさとシルキーな舌触りがあり、いい意味で裏切られた感があります。デイブさんのこれまでのプロジェクトの真髄とも言えるワインなのです。

とても目立つ印象的なラベルは、デイブさんがデザインしたコラージュ。ヘミングウェイの写真、古いパンクロックバンドの写真など、何年もの間、彼が集めたもののイメージをひとつにしています食材は、ぜひグリルしたラムと合わせてください。

パーティーに持参しても存在感大のワインたち、ぜひお試しくださいね。

ピーロート・ジャパン(文/ウィラハン麻未)

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ウィラハン麻未
学習院大学仏文科を卒業後、ナパ・ヴァレーにワイン留学し、醸造、マーケティングなどを学ぶ。帰国後、PR会社を経て、外資系ワイン輸入会社に入社。広報部長として23年間プレス&顧客向けワインレクチャー、ワインメーカーズディナーの開催、ワイン研修等を担当。現在は、ワイン&フードスペシャリストとして活動している。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ、ジェラール・ドゥ・サンテミリオン騎士団シュヴァリエ叙任。趣味はホットヨガ、ワイン&フードマッチングの妄想。

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