ホテルに宿泊するよりも、アパートを借りて暮らすように旅がしたい。
「Airbnb」などの登場により、そんな旅がますます身近になりました。さらに最近では南アフリカ、ヨーロッパ、カリビアンなど世界中の贅沢な別荘やお洒落なアパートを持つ人同士、交換という形で利用し合うのが新しいトレンドになっているようです。
別荘やアパートの交換サイトが続々登場
ラグジュアリーなステイ先が充実している「3rd Home Ltd」
WSJによると、
フランスに18世紀のシャトーを所有するカップルは、今夏ベトナムのビーチフロントにある、料理人、ドライバー、パーソナルコンシェルジュ付きのヴィラに2週間滞在していました。かかった費用は一週間で495ドル。この破格の値段は、カップルが年会費を支払って交換サイトに登録し、自身が所有するシャトーを提供しているから実現したことです。
と紹介されています。同紙では、近年利用者が増えている交換サイトがいくつか紹介されていました。
前述のカップルが利用している「3rd Home Ltd」は入会金が2,500 ドルで、1週間の滞在費が395ドルから995ドル。
スイス、バリ、カナダなど自然あふれる魅力的なステイ先が満載の「Exclusive Exchanges」
「Exclusive Exchanges」や「Love Home Swap」は年間費が240ドルから500ドルで、滞在費は無料。
フランスのシャトーや運転手付きのヴィラと交換となると敷居が高いですが、リーズナブルに交換できるサイトもあるようです。「Love Home Swap」に現在登録されていた日本の物件は数件だけでしたが、今後より広がっていくかもしれません。
欧米では、 セカンドハウスやサマーハウスを所有することは成功の証であり、数件所有している人も珍しくありません。以前から自身が利用していない間貸し出す人は多かったようですが、交換という新しい形でメンバーを受け入れて、代わりに様々な場所にある別のメンバーの物件にステイしているようです。
日本でも近年アジアやアメリカに不動産を購入して投資をしたり、移住する人が増えています。買ったり、貸したり、交換したり......。今後はより軽やかに、国際間の垣根を越えて世界を飛び回る人が増えてきそうです。
メンバー登録時に所有する物件の評価とともに、個人情報も確認するので、自宅にも安心して泊まってもらうことができるはず。新しい自宅や別荘の利用法や旅の形としてますます人気が高まっていきそうなサービスです。
[WSJ]
Tropical villa via Shutterstock
(白石里美)
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