40代は女性にとって身体の変化が大きい時期です。食事に気を遣いエクササイズもしているのに今ひとつ体調がスッキリしない――そんな時は何かを「足す」のではなく「引いて」みてはどうでしょう。
ヘルシー食の選択肢のひとつグルテンフリー
Homemade Gluten Free Bread via Shutterstock
今、健康志向のアメリカ人に注目されているのがグルテンフリー食。小麦に含まれるタンパク質の一種、グルテンが体型や健康、アレルギーなどに影響すると考えられ、小麦製品を摂取しないようにする食事法です。
著者も試しにパンやパスタを減らしてみたところ、食後の倦怠感が少なくなりました。グルテンフリーは、2011年のベストセラー『Wheat Belly(邦題:小麦は食べるな!) 』をきっかけに、ビーガン食やベジタリアン食に続き、広く認知されるようになりました。
今や、アメリカでは、一般のスーパーでもビーガン食やグルテンフリーを表示した製品を手軽に買うことができます。さらに、制限食をしている人たちに特にうれしいのが外食の選択肢も増えている点です。
統合医療の第一人者が開業したヘルシーレストラン
True Food Kitchen (カリフォルニア州ニューポートビーチ店)
そんな選択肢のひとつが「True Food Kitchen」。アメリカで展開しているベジタリアンやグルテンフリーなどの食生活をしている人たちも安心して美味しい食事を楽しめるレストランです。
こちらはアメリカの統合医療の第一人者のアンドルー・ワイル博士がその開業に関わりました。アリゾナ大学医学校教授・統合医療プログラムディレクターで、ベジタリアン歴40年以上という彼の経験がメニューに活かされています。旬の野菜や果物を中心に、チキンや魚料理、ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーのメニューも充実しています。旬の素材を使うためメニューは年に数回変わるそうです。
オリジナリティあふれる人気メニュー
「"Inside-Out" Quinoa Burger("インサイド・アウト"キノア・バーガー)」バンズの代わりに、食物繊維、ミネラルたっぷりのキノアのパティが野菜をサンド。付け合わせは複数のチョイスから選べる。写真はケールサラダ
2008年、第1号店のオープン以来、美味しさだけではなく環境問題や食べる人の健康も重視して経営されている「True Food Kitchen」。ヘルスコンシャスな人たちから支持され、現在はダラス、デンバー、アトランタなど10店舗に増えました。人気メニューはバイソン・バーガー、キノア・バーガー、枝豆ダンプリング。どれも他では味わえない料理です。
「Grass Fed Bison Burger(グラス・フェッド・バイソン・バーガー)」草のみで育てられたバイソン肉のバーガー。野菜の付け合わせが選べる
「枝豆ダンプリング」白トリュフオイルとだし汁に、貝割れ大根や枝豆がちりばめられ、枝豆のペーストを餃子の皮で包んだ水餃子の料理
海外に行くと、知らず知らずのうちにカロリーオーバーしがち。こういったヘルシーで味にも満足のレストランを知っておくと便利です。これらの都市を訪ねる機会があれば、旅行の際はぜひ立ち寄ってみてください。
[True Food Kitchen, True Food]
photo by Fox Restaurant Concepts
(ぬえよしこ)

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