1. Home
  2. ライフスタイル
  3. 単なるセレブ妻じゃない! 女優から公妃になったグレース・ケリーの生き方

単なるセレブ妻じゃない! 女優から公妃になったグレース・ケリーの生き方

単なるセレブ妻じゃない! 女優から公妃になったグレース・ケリーの生き方

グレース・ケリー公妃。ハリウッド女優としての絶頂期にモナコ大公レーニエ3世と恋におち、彼のために華々しいキャリアのすべてを捨て、本物の「プリンセス」となった女性です。彼女のストーリーは、現代のおとぎ話として今も語り継がれています。

では、女優からプリンセスへの転身後、彼女はハッピーになれたのか? 結婚後の姿を描いた映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』がまもなく公開されます。

王室になじめなかった、結婚直後

20141015_grace_of_monaco_2.jpg

映画で描かれるのは、ロイヤル・ウェディングから6年後。公の場で政治的な発言をして夫に叱責されるなど、いまだ王室のしきたりに馴染めないグレース。何をしても「アメリカ女優」とささやかれ、浮いてしまうグレースはモナコに自分の居場所を見つけられず、ヒッチコック監督からのハリウッド復帰の誘いに心を動かされます。

その頃、モナコの情勢は、フランスとの関係が悪化。フランスは過酷な課税を強要し、従わなければ「モナコをフランス領にする」という声明を出し、国としての危機的状況を迎えることになります。国が最悪の状況になったとき、グレースはようやく自分の役割に気がつく、といったストーリーです。

セレブ妻じゃなくて、ひとりの働く女性

20141015_grace_of_monaco_3.jpg

セレブ妻となった女性のストーリー、とも読めますが、働く女性の生き方としても考えさせられる作品でした。

結婚直後のグレースは「アメリカ人」「女優」としてのプライドにこだわるあまり、ハリウッドに女優として復帰することこそが自分の目標だと思い、王室や国民の求めに従うことは負けを認めるかのように考えている。でも実は、「アメリカ人の女優」というキャリアを持った彼女にしかできない大切な役割が、モナコ王室にもあるということに気づいていきます。

「やりたいこと」より「周囲に求められること」

20141015_grace_of_monaco_4.jpg

自分の才能の活かし方って、自分が思う方向にだけあるわけではない。職場や生活環境が変わったときに、「自分がやりたいこと」にこだわるよりは、その環境に合わせながら自分にできることを探せば、以前と同じことをしなくても才能は活かせるはず。そんなことを考えさせられました。

一方で、サスペンス映画のようなドキドキ感も味わえる作品です。王室をめぐり、各人たちの思惑が交錯、「この人が実は......!」というみどころもあります。

グレースを演じるニコール・キッドマンの気品溢れる美しさと、華やかな衣装の数々はため息もの。映画を観るまでF1のイメージばかりだったモナコについて、知識が増えたのも嬉しいことです。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

監督:オリヴィエ・ダアン主演:ニコール・キッドマン、ティム・ロス原題:Grace of Monaco10月18日(土)より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/

(C)2014 STONE ANGELS SAS

  • facebook
  • twitter
  • hatena
ミヤモトヒロミ
ライター・エディター。女性誌、女性向けWebメディアで映画やアート、カルチャー関連の記事を執筆。カフェグローブでは2007年よりブログ連載「ムービーハンター」で大人の女性のココロにささる映画評を手がける。ブログ>>

    おすすめ

    powered byCXENSE

    メールマガジンにご登録いただくと、 MASHING UPの新着記事や最新のイベント情報をお送りします。

    また、登録者限定の情報やイベントや座談会などの先行予約のチャンスも。

    MASHING UPの最新情報をご希望の方はぜひご登録ください。