弁護士からデザイナー、医師から音楽家。アメリカでは複数のまったく違う分野で活躍していたり、キャリアチェンジをしたりする人も珍しくありません。
筆者がブルックリンのウィリアムズバーグで一番気に入っているカフェ「Caprices by Sophie」のオーナーであるソフィさんも、そんなドラマティックなキャリアチェンジをしたひとりです。
NYでベーカリーをオープンしたパリジェンヌ
パリで企業法務の弁護士として働いたあと、快適なパリジャンヌ生活を捨てニューヨークに移り、バンカーとして働くこと7年。「ニューヨークは自分に合っているけど、金融は違う!」と気がつき、肉体的・精神的なトラウマを抱える人のために、世界中を旅しながらヨガを教えることにしたそう。
そして、少年兵をしていた子どもたちにヨガを教えるためウガンダを旅していた時、今後自分は本当に何をしたいのかを考え、お菓子作りへの情熱を仕事にすると決心したのだと言います。
「仕事で活躍するには、大好きなことをするのが一番だと信じているの」と語るソフィさん。
年齢を言い訳にしない生き方
カフェは地元でとれた新鮮な食材と、オーガニックの牛乳や卵など原材料にこだわり、ヴィーガンやグルテンフリーのメニューも用意されています。あらゆるダイエット中の人が食べることのできるお菓子作りを信条としているそうです。売れ残った商品はすべて、経済的に恵まれない人たちに寄付しているというのも、彼女らしいこだわり。
パリのエッセンスが入ったエクレアやシュークリームは、見た目も洗練されていて、手土産にも最適。複雑に混じり合った濃厚な味は、大人のスイーツといったおいしさです。店内奥には、昼下がりにゆっくりお茶ができる中庭があるのも魅力的。
さまざまなキャリアチェンジを経て、大好きな仕事でニューヨーカーを魅了するソフィさん。彼女がつくり上げた、魅惑のスイーツと癒しの空間から、好きなことを仕事にするのに遅すぎることはない、とたくさんのパワーをもらいました。
[Caprices by Sophie]住所:138 N6th Street(Bedford & Berry), Brooklyn, NYTEL:(347)689 4532
(白石里美)
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