白米の代わりに玄米、小麦粉よりは全粉子のパンやパスタ。日本でも精製された食品の代わりにホールフードを選ぶ人が増えてきているようです。
まだまだ続くホールフードブーム
アメリカでもホールフードブームはまだまだ続いており、さらに小麦や大麦の胚芽から作られるタンパク質であるグルテンを摂取しない「グルテンフリーダイエット」ブームとも相まって、さまざまな種類のお米や穀物が登場しています。
アメリカで今最も浸透している穀物がキノア。タンパク質の形成に必要な全てのアミノ酸を含み、鉄分が豊富ということで、ダイエットや美容のために、お米やパンの代わりにキノアを食べている、という人が増えています。
このキノアは日本でも人気が高まっているようですが、アメリカのウェブサイト「Well and Good」では、「キノア以外にも身体に良い穀物は沢山ある! 」という特集で、日本ではまだ聞き慣れなものの、これから注目すべき穀物が紹介されていました。
ビタミンBの宝庫「ワイルドライス」
ブラウンライス(玄米)は最高。ですがワイルドライスは種の一種でビタミンB類の宝庫であり、ブラウンライスの2倍のタンパク質や6倍の葉酸を含んでいます。
「Well and Good」より翻訳引用
筆者も最近食べ始めたのがこのワイルドライス。玄米よりも歯ごたえがあるので、良く噛んで食べるとより満足感が得られます。独特の香りがありますが、サラダなどに加えてドレッシングで和えて食べると違和感なく食べられます。
タンパク質が豊富な「アマランス」
中南米産の穀物でタンパク質が多く含まれます。カルシウム、鉄分、カリウム、リン、ビタミンA、EそしてCを摂取できます。お粥風にしたり、サツマイモと混ぜて野菜のパテにしたりも。
「Well and Good」より翻訳引用
調理すると粘り気がでるので、フルーツを混ぜてデザート風にして食べても美味しいです。筆者は娘の離乳食としても利用しています。
カルシウムが豊富な「テフ」
カルシウムの含有量は全ての穀物の中で一番多い種の一種。調理された1カップのテフで123gのカルシウムを含み、(調理されたホウレンソウ半カップとほぼ同量)ビタミンCも豊富です。
「Well and Good」より翻訳引用
実は筆者もまだ試したことがないこのテフ。不足しがちなカルシウムを補うためにも早速試してみたいと思います。
ミネラル豊富なバッ「クウィート(蕎麦の実)」
バックウィートはフルーツの種の一種で、麦ではありません。タンパク質、フラボノイド、ビタミンBとE、重要なミネラルであるマンガンが豊富です。
「Well and Good」より翻訳引用
日本でもおなじみの蕎麦の実ですが、アメリカでは近年特に乾燥させてグラノーラにしたものなどが登場しています。またSobaヌードルも人気で、サラダなどにも利用されています。
この他にもスーパーでは、ブラックライス(黒米)、ジャスミンライス、ミレット、スペルトベリーズなど豊富な種類が揃って目移りしてしまいます。
日本でも、普段から雑穀米を食べている方も多いと思いますが、特にキノアやアマランスは玄米のように水に浸しておく必要もなく、調理時間も短いので常備しておくと便利です。
主食として毎日食べるお米や穀物だけに、よりヘルシーなものに代えるだけで、無理なく身体に良い食事が続けられそうです。
Raw Organic Amaranth Grain in a Bowl via Shutterstock
(白石里美)
イベント
おすすめ
JOIN US
MASHING UP会員になると
Mail Magazine
新着記事をお届けするほか、
会員限定のイベント割引チケットのご案内も。
Well-being Forum
DE&I、ESGの動向をキャッチアップできるオリジナル動画コンテンツ、
オンラインサロン・セミナーなど、様々な学びの場を提供します。