議論の段階は終わった。どう実現する? 住友商事が取り組む「本気の脱炭素」
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5年前から南米・ウルグアイの海岸の小さな街「ホセ・イグナシオ(José Ignacio)」で行われている、フード&ワインフェスティバル。
なぜか魅かれるところがあり、先日、その特別イベントが開催されるとのことで、ホセ・イグナシオという地を訪れました。
その際立寄ったビーチレストランで、日本語で料理をサーブする方が......。ノブ・ニューヨークのシェフ、Ryo Hasegawa氏ではありませんか。このフェスティバル期間中のみの限定の招待シェフでした。
滞在中には、ウルグアイの、のんびりしていて気負わない贅沢な雰囲気楽しみました。危険なイメージがある南米ですが、安全で最高のものが集まる場所もあるのです。
人口200人ほどの小さな海辺の街、ホセ・イグナシオ(José Ignacio)は、ウルグアイ東方共和国に、各国セレブが密かに隠れ家にしていた、超高級リゾート地でもあります。
10年前までは、一部のセレブリティが、パパラッチから逃れるのに最高の遊び場・隠れ家として訪れていた避暑地。
近年は、パリス・ヒルトンや、アルゼンチンやモナコの王子・王女、ローリング·ストーンズのギタリスト、ロン·ウッドのご子息などが避暑地として訪れ、しばしばメディアにも登場し、ジェットセッター世代の注目を集めるようになっています。
もともとこの地は、1900年代、モンテビデオやブエノスアイレス等の、近隣の大都市に住むほんの一部の上流階級層が、避暑地として訪れる様になり、地中海式の豪華な家を海辺に建てるようになったのがはじまり。
その後、アルゼンチンのテレビや映画スターがやってくる様になると、贅を尽くしたレストランやホテルの建設はすぐに追随し、多くのスターや投資家が、不動産所有する様になります。
コロンビアのラテン歌手、シャキーラも、近隣の牧場を所有したと話題になりました。
隠れ家だったはずの、ホセ・イグナシオは、ジェットセッター世代のスターが訪れる様になると、「最高に"クール"なイベントやパーティーを!」と、招待客限定のパリス・ヒルトンによるDJイベントや、各国の有名シェフを招いてのディナーイベント等が行われるようになり、ここ5年の間に、注目度は急上昇。
また、夏の始まりを告げるイベントとして定着してきた「プンタ・デル・エステ ワイン&フード フェスティバル」は、毎年10月にこの地で開催されています。
南米の有名シェフが集い、南米最高の食とワインを提供イベントで、発起人は、松久信幸や、俳優ロバートデニーロともにノブ・レストランズを経営する、ドリュー・ニウポレント。
しかし、ホセ・イグナシオの華やかな賑わいは、クリスマス時期をピークに、夢の様に一瞬で消え去ってしまいます。
南半球の短い夏が終わると、レストランやショップはクローズ、ホセ・イグナシオの街は静まり返り、強い強風が吹き始めます。何事も無かったかの様に、静かでどこかノスタルジックな海辺の街にもどります。
最高の"モノ"が集まる様になったホセ・イグナシオですが、欧米の避暑地とは異なり、舗装されていない道路や農園が残り、古びた灯台がこの街のシンボル。そしてある一定期間限定のちょっとミステリアスな、セレブが集う街。
トップクラスといわれるものがありながら、緊張してしまうような豪華リゾートともまた異なり、気負う事無く思いきり楽しむ事ができるホセ・イグナシオで、南米ラグジュアリーをぜひ味わってほしいです。
[Condé Nast UK, The New York Times, Mail & Guardian]
(市川芽久美)
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