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醤油の代わりにも使われている、究極のオリーブオイル

醤油の代わりにも使われている、究極のオリーブオイル

今や料理に欠かせないオリーブオイル。

とくにパンやサラダに使うことも多く、こだわって選んでいる人も多いかもしれません。

国際オリーブオイル委員会(IOOC)による「ベスト・オリーブオイル・アワード」は極上のオリーブオイルを決めるコンペンション。欧米のオリーブオイルがその大半の受賞を占める中、意外にも南米ウルグアイの商品が常にランクインしているんです。

そのなかのひとつが「Colinas de Garzónコリナス・デ・ガルソン)」という名のオイル。

味もさることながら、どんな経緯でまた南米のどんなところで、この絶賛されるオリーブオイルが造られているのか......そのオリーブ農園を訪問してみると、想像以上により良いものへの追求がなされている事に驚きました。

見渡す限りの平原にイタリアの風が吹き込む

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南米のブラジルとアルゼンチンに挟まれた小さな国、ウルグアイ。

首都モンテビデオから2時間ほど海岸沿いを車で進むと、リゾート地のプンタデルエステに到着。そこから更に車で1時間ほど北へ進むと、のどかな平原に牛の放牧地帯が現れてきます。そんな限りなく続く平原に、突如"南米のトスカーナ"とも呼ばれる、洗練されたオリーブ畑が見えてきます。

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この農園のはじまりは、1999年。イタリアのグルメの精神を受け継いだAgroland SA(アグロランド株式会社)が、高品質と健康をテーマに4200ヘクタール以上のこの高原一帯の開発をはじめたことから、そこに暮らしていた600人の住民と一緒にスタートしました。

何事も極める事がこの農園のモットー

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農園の門から広い農地を進み、受付にたどり着いてまず驚くのは、赤石で作られたモダンで洗練されたデザインの大きな建物のオリーブオイル工場。

不思議と自然と調和し、敷地内の池や畑、そして動物達と一体化して農園全体が素敵な風景になっています。

見学ツアーも、ディズニーランドにでもいるかの様なエンターテイメント性の高い設備や内容。オリーブをテーマにしたモダン美術館の様な施設内で、農園の歴史やオリーブオイル造りの行程を、この土地を愛するスタッフから学びます。

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オリーブオイルは、オリーブを採ったらいかに早く搾油するかがキーポイント。ここの製品はすべてエキストラバージンオイルで酸度0.2%未満。 酸度とは、オリーブオイルの酸化の度合いを示す言葉で、この数値が低いほどそのオリーブオイルは新鮮だということ。

新鮮なオリーブの深い黄金色と、強烈なフルーティーでクリーンな香り。苦みと、喉を通るときのスパイシーさ。この絶妙なバランスが、世界最高品質の称号を受賞し続けるに値するウルグアイに住みついたヨーロッパ人の努力の結晶なんだと感心します。

オリーブ畑でのオイル・ティステリング

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写真左:©Colinas de Garzón

最後はこののどかな畑で採れた品種の異なるオリーブオイルをテイスティングしてみました。

1. 香りをかぎ、口に含む。(フルーティーさ(かおり)を判断します。)

2. 口の両端からたくさんの空気を含ませる(大きな音をたてて)。(ビターネス(味)を感じます)。

3. 飲み込む。(スパイスネス(喉越し)、喉をさすような辛い感覚を覚えます。)

これらの感覚が強いほどポリフェノール含有量が多いとのことです。

新鮮すぎる香りや味の苦みもそうですが、飲み込んだ時のスパイシーな感覚は初めての体験でした。

こちらのオリーブオイルは、現在アメリカのDEAN & DELUCAで販売されています。また高級寿司レストランで醤油がわりに塩オリーブとして使われているなどで、世界のグルメにも注目されています。チョコレートの油脂としての利用など新しい試みもされているんです。

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南米ならではのオリーブ畑

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農園内を巡っていると、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息するカピバラや、ウルグアイの鳥、セアカカマドドリ(Fumaridos)やその巣などにも出会います。

そうそう、延々と洗練されたオリーブ畑が続くのですが、ある一部分、よく見ると継ぎ木された木の一帯がありました。この土地では育たないとされたアーモンドの木です。

農園の創始者の奥様がアーモンドが大好きで、品種改良を重ね、桃の木に継ぎ木して作ってみせたそう。

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自然や、地元の人々との調和、美味しいオリーブオイル造りへの追求をしながら、ラグジュアリーで優雅な農園。こんな場所で丹精込めてつくられたオリーブオイルがおいしくないわけがありません。

機会があればぜひ試してほしい逸品です。

Colinas de Garzón

市川芽久美

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市川芽久美
『SUR Experience(エクアドル本社)』代表。日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会など、旅行に関する仕事を経験し、仕事とプライベートで訪れた国は50か国以上。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米。単身エクアドルへ飛び込み、現地旅行会社を設立。中南米の旅のお手伝いだけでなく、日本への興味が高いラテンアメリカの人達に日本の“良き旅”を案内し、双方向の旅の紹介をしています。Facebook>>Blog>>

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