イメージチェンジに手っ取り早いのが、髪の色を変えること。
春の訪れとともに、いつもとは違う色を試してみたいと思っている方も多いかもしれません。日本では茶髪が依然として主流ですが、海外の女性たちの間で現在流行中のヘアカラーは、何と「白髪」。
インスタグラムで流行中の「おばあちゃんヘア」
インスタグラム上で「グラニー・ヘア=おばあちゃんヘア」がビューティ・トレンドとなっています。この最先端スタイルが「白髪になる」という言葉の再定義をしているのです。
「ELITE DAILY」より引用翻訳
白髪といえば、老いの象徴で、多くの女性が嫌がってきたもの。抜く、切る、染める等、隠すか排除するのが今までの常識でしたが、お洒落として若い女性たちが白髪を自発的に選択し、その姿を自撮りして発信するとは、何とも興味深い現象です。
インパクト大。白髪にした女性たちの姿
そんな白髪ヘアした実際の女性たちの姿がこちらです。
ぼってりとした肉感的な唇と、白髪とのミスマッチにどきりとさせられます。おだんごヘアもかわいいですね。
アニメのキャラクターのようなサイバー感。間近で見ると、さらにインパクトが強そうです。
髪のさらさら感と艶やかさがポイント。彼女の個性的な顔立ちによく合っています。
紹介したのは、ごく一部の女性。探してみると、まだまだ、白髪ヘアの若い女性たちが出てきます。
本物の「おばあちゃん」になってはNG
インスタグラムにアップされた写真を見ていると、白髪が素敵に見えるには、本物の「おばあちゃん」になってしまわないように、艶のある肌と髪、しっかり目のメイクが重要であることがわかります。
くすんだ肌やノーメイク、パサついた髪だと、一気に老けて見えそう。なかなかチャレンジングなスタイルです。
「美しさ」の多様化
白髪が流行する背景には、金髪は多くの人が選ぶ色なので、「他の人と差をつけたい」という心理もあると思いますが、既存の「美しさ」への固定観念が崩れてきていることも一因としてあるのではないでしょうか。
最近では「Saint Laurent」が70代のジョニ・ミッチェル、「NARS」が60代のシャーロット・ランプリング、「Marc Jacobs Beauty」が同じく60代のジェシカ・ラングを広告に起用するなど、年齢を重ねた女性の美しさに光が当てられています。
そこには、既存の画一的な「美=若さ」という思い込みを覆す、新鮮なインパクトがありました。
大人の女性が醸し出す深みや知性、凛とした美しさが示されたことで、今まで刷り込まれてきたものとは違った美のかたちが受け容れられつつあるように思います。
こちらの「おばあちゃんヘア」ブームは一時的なものかもしれませんが、美の多様化は歓迎すべきこと。この流れに続いて、次はどんなトレンドが出てくるのか、楽しみです。[ELITE DAILY]
(田上晶子)

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