フェイスブックやツイッター、インスタグラムなど、今や大人の女性にとって重要な情報源のひとつとなったSNS。
最近では、自分で何かを発信する機会も増えてきました。そんなとき、欠かせないのが写真です。でもなんとなく撮ったがために、せっかくの美味しい料理やキレイな風景が台無しになってしまうのは避けたいもの。
そこで今回は、写真教室を主宰しているほか、雑誌や広告撮影などで活躍するカメラマン、佐藤朗さんにスマホでもキレイな写真が撮れるコツを教えていただきました。
海が見える鎌倉の人気カフェ
「Galaxy S6 edge」なら、カメラ顔負けの写真が撮れる。
今回訪れたのは、感度の高い大人が集まる鎌倉・七里ヶ浜のカフェ「DOUBLE DOORS(ダブルドアーズ) 七里ヶ浜店」。おいしいカリフォルニア料理と、海が一望できるテラスが人気のお店です。
スマートフォンは「Galaxy S6 edge」を使用。レンズの明るさを示すF値が1.9なので、暗いところでも明るくキレイに撮影できます。また、光学式手ぶれ補正を搭載しているので、片手で撮っても写真がブレません。さらにホワイトバランスや露出を調整できる「プロモード」という、カメラ顔負けの機能が備わっています。
屋内写真はパノラマで撮る
露出補正をすれば、逆光でもキレイに撮れる。
■基本編
「Galaxy S6 edge」には、手動で露出補正ができるモードが搭載されています。佐藤さんいわく
「室内を逆光で撮ろうとすると暗く写ってしまうので、明るい方向にカメラを向けるときは、露出を+2くらいまで上げてみましょう」
グレースケールのフィルタをかけると、一気にスタイリッシュな雰囲気に。
また、撮った写真の色味を変えるとまったく違う雰囲気の写真に。「Galaxy S6 edge」にはあらかじめフィルタ機能が備わっているので、アプリを使用しなくても好みのテイストに色味を変えることができます。
■応用編
普通に撮ると、お店全体の雰囲気は写せない......。
狭い場所で屋内の写真を撮りたい場合は、あえてパノラマで撮ると全体の様子を写すことができます。
「どちらも同じ場所から撮ったものですが、パノラマモードだと写真にかなり奥行きが出ますよね。そして、広い窓を写真に収めることができました。ホテルの部屋を撮るときなどにも使えるテクニックです。ひとつ気をつけたいのは、パノラマ撮影時には暗い方から明るい方へカメラを動かすことです。逆方向に動かすと、真っ暗になってしまいます」
パノラマモードを使えば、奥行きのある写真が撮れる。
たしかに、旅先でホテルの素敵な部屋がうまく撮れず、もどかしい思いをしたことが何度もあります。そんなとき、パノラマ撮影を使うという方法があるなんて、目から鱗でした。
料理写真は逆光で撮る
逆光で撮ると、照りと立体感が出て、おいしそうな写真に。塩とレモンでマリネしたサーモンと季節の野菜のグリルプレート 1,750円
■基本編
料理の写真は逆光で撮るのが基本。照りと立体感が生まれ、キレイな写真に仕上がるんだとか。明るい窓際などがベストポジションです。お皿が2枚以上ある場合は、配置にもこだわってみましょう。
「このメニューのメインはサーモンですから、まず手前の1番目立つ位置に置く。そして、サブのお皿は奥に対角線上に置くと収まりの良い構図になります」
また、背景に余分なものを入れないことも重要です。
「レンズが1.0(等倍)の場合、広角なのでいろんなものが写り込んでしまいます。ズームにすると後ろが狭くなっていくので、頑張って片付ける必要はありません。あえて3倍くらいのズームにして、自分が一歩下がって撮ってみましょう」
これなら、スマホの影がせっかくの料理にかぶってしまうこともなさそう。やっと解決策が分かって感動しました。
さらにこの写真には、色調を変える機能を使っています。
「標準でも良いのですが、若干明るくてごはんの色が白く飛んでしまったのが気になったので、"ソフト"というモードにしてみました。タッチして画面で確認できるので、簡単ですね」
他にも「Galaxy S6 edge」には、「穏やか」や「さわやか」などのモードがあり、色調に詳しくなくても感覚的に選ぶことができるようになっています。
鮮やかな赤色が写真のアクセントに。2種のアスパラと浅蜊たっぷりのボンゴレ(実際にはスライスパンがセット) 1,650円オーガニックシチリアーナザクロソーダ 700円
また写真には、必ずしも料理全体を入れなくてもいいとのこと。
「例えばパスタなら、一部分が写っていれば十分にそれが何か伝わると思います。お皿全体を入れようとするとなかなか構図が決まらず難しいですよね。あえて付け合せのパンなどは入れずに、アクセントとして後ろに鮮やかなドリンクを入れました」
たしかに、あれもこれもと欲張って、肝心なものが何かわからなくなってしまったことがよくありました。1番見せたいものだけに集中すればいいんですね。
真上から撮ると、平面的でアートっぽい雰囲気。季節の野菜たっぷりのクリーミーチキンカレー 1,650円
雰囲気のある構図に仕上げるには、真上から撮るのもありだそうです。
「真上から撮ると、四角や丸などの幾何学を楽しめる構図に仕上がって、デザイン性の高い写真になります。もしインスタグラムなどに投稿することを目的に撮るのならば、最初から正方形に設定するのがコツです。そうすれば、後で余分なところを切らずに済みます」
さらにフィルタで加工して、ノスタルジックな雰囲気に仕上げました。簡単にできる演出方法は、ぜひ真似したいですね。
■応用編
スマホで撮ったとは思えないほど、本格的な写真。
奥行きを出して撮りたい場合は、手前にある被写体と奥にある被写体の距離を離すのがポイント。「Galaxy S6 edge」のプロモードなら、ピントを手動で合わせることができるので、ぼかしの効いた本格的な写真を撮ることができます。
「手動でピントを調節できる"選択フォーカス"の機能を使って、手前にピントを合わせてみます。すると奥がぼけて雰囲気のある写真になりますよね」
ぼかしのある写真は、本格的なカメラでしか撮れないと思っていたので、それがスマホでできるというのが驚きでした。SNSに写真をアップするのがますます楽しみになりそうです。
風景写真をダイナミックにキレイに撮る方法
映画のワンシーンのような、ドラマチックな雰囲気。
そして、七里ケ浜といえばやっぱり海! 佐藤さんによると、海ではあえて逆光で撮るとドラマチックな写真に仕上がるのだとか。
「撮った写真を思い切って補正してみましょう。アルバムから写真を開き『編集→フォトエディター→色調』と選択していき、"明るさ"を上げてみます。明るくすると、コントラストが弱くなってしまうので、"コントラスト"も上げます」
真夏の海のような明るい写真に早変わり。
「ここではあえてパノラマ撮影を使っています。何枚もの写真の連続なので、画質はすごく良くなりますよ」
プロモードで撮影時、ホワイトバランスを変えてみるのも面白いです。
全体的に青っぽくなり、月夜のような写真に。
「ホワイトバランスを利用してみましょう。例えば"白熱光"モード。"白熱光"モードをあえて日中の屋外で使うと、青く補正がかかるので月夜のような感じになります」
赤く補正をかければ、夕日のようになる。
「今度はホワイトバランスを"曇り"モードに。赤く補正をかけるので、夕日のようになります」
撮影したあとにあれこれ加工するのも面白いですが、撮っているときにいろいろなモードを試してみると、思いもよらない写真が生まれそうです。
光学式手ぶれ補正で、パノラマ撮影もブレにくい。
ちなみに、順光で撮った場合はきれいな青空の風景写真になります。
撮る前に何を伝えたいかを意識する
いい仕事をしたいと思ったら、なるべく完璧に準備をしてから臨みたいもの。写真を撮るときもそれと同じだと佐藤さんは言います。
「何も考えていなかったり、行き当たりばったりで撮ると、やはりそれ相応の写真にしかなりません。伝えたいものは何なのか、それを写すにはどうしたら良いか、ちゃんと考えてから撮るように意識すれば自ずと上手くなると思いますよ」
この言葉を聞いてはっとしました。仕事と同じで、写真を撮るときも目的を意識することがいい結果につながるんですね。
「Galaxy S6 edge」には本格的な機能が満載。
ゴールデンウィークには旅行に行く人も多いのではないでしょうか。そんなときカメラ顔負けの写真が撮れる「Galaxy S6 edge」があれば、旅も写真も思い切り楽しめそうです。
今回紹介した撮影テクニックを参考に、センスの良い写真をSNSにアップしてみたくなりました。
佐藤朗(さとうあきら)
1978年生まれ。日本大学芸術学部卒業後、2003年独立。現在、雑誌、書籍、Web、などで撮影活動中。2011年料理専門の写真教室felica spicoを開く。felica spico公式サイト>>
撮影協力:DOUBLE DOORS 七里ヶ浜店
アットホームでおしゃれな雰囲気のレストランバー。2008年にオープンした鎌倉・七里ケ浜店からは海が一望でき、テラスでのんびり食事を楽しむことができます。
※掲載した料理はすべてランチメニューとなります※価格はすべて税込
※掲載した写真は、スマートフォンを使用している手元の写真以外すべて、実際に「Galaxy S6 edge」で撮影したものです。
Photo by 佐藤朗
(河辺さや香)
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