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愛嬌よりも自分らしさ。新しい美しさの基準

女の子はピンクのドレスを着てにっこり微笑んでいるのが可愛いーー。

そんな古い固定観念ではなく、一人ひとり異なる「可愛さ」がある。そう教えてくれるのはアトランタを拠点に活躍する写真家Kate T. Parkerさんの「Strong is the New Pretty」というプロジェクトです。2人の娘、Ellaちゃん9歳と Aliceちゃん6歳の自然な姿を写真で捉えています。

ありのままが美しい

「Strong is the New Pretty」では、ボサボサの髪で泥まみれになってボールを追う姿や雨の中でずぶ濡れになりなが開けた大きな口、カメラの前で笑顔を見せることなく、腕を組んで投げかける強い視線などが映し出されています。

娘たちや他の女性たちに、可愛さとは愛らしいポーズや完璧な外見ではなく、毎日を楽しんで、身体にできたコブやアザ、不完全さや強さからも見つかるものだと伝えるのは、とても重要なことだと思います。私たちは皆メディアから美しさとはこうあるべきだというメッセージを受けとっています。娘たちや女性たちに本来の自分でいることが1番美しいのだということを見せたかったのです。

My Modern Met」より翻訳引用

小さいころから、世間が定める可愛さの基準に敏感になるのではなく、自分らしく自然にいることが1番美しいときちんと伝える。そのことは、彼女たちが今後自信や自尊心を形成するのにとても役立つはずです。

スポーツが大好きで、泥まみれになって駆け回っているEllaちゃんとAliceちゃんの姿が映し出された「Strong is the new pretty」。でもプリンセスタイプの女の子を否定しているわけではありません。

このプロジェクトはピンクが好きで、女の子らしい少女たちを除外するものではありません。その逆です。「自分の子供がどうであれ、それを称賛するのです」

Today」より翻訳引用

このコンセプトは少女たちだけのものではありません。女性の生き方が多様化する今、その美しさのあり方も千差万別です。

自分らしくいる姿が1番美しい。EllaちゃんとAlicaちゃんの純粋で強い眼差しがそれを教えてくれています。

My Modern Met,Today

(白石里美)

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白石 里美
ニューヨーク在住11年。クリーンな心と体を作るライフスタイルを提案するウェルネスブランド「ANCIENTICS」をNYで立ち上げ、マンハッタンとブルックリンのカフェやストアでスーパーフードや日本の発酵食品をアレンジした商品を販売。日本企業向けのプロデュースやコンサルティングも行っている。 世界最大の栄養学校Institute for Integrative nutritionでホリスティックヘルスを学び、最新のヘルス・ウェルネス・ビューティー・ライフスタイル情報に精通。ウェブや雑誌でもコラムを執筆中。 Blog / Facebook / Instagram

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