Female hand with a dinner via Shutterstock
レストランでどの席に座るか、スーパーにどれくらい滞在するか......。そんな行動パターンがあなたの体重に大きな影響を与えているかもしれません。
コーネル大学の栄養学と消費者行動学の教授Brian Wansink(ブライアン・ワンシンク)氏による、無意識に食べる量を減らして減量する方法を紹介します。
レストランでは窓際に座る
レストランでは窓際の席に座るようにしましょう。ワンシンク教授のデータでは、窓の近くに座った人はサラダをオーダーする確率が80%も高いとされています。
「Science of Us」より引用翻訳
確かに、誰の目にも触れない場所よりも、人目につく場所で食べる方が食べるものや、食べ方に気を使うというのは納得です。またひとりで食事をするで、つい食べ過ぎてしまうことも。そんな時は窓際の席で人目を意識して食事をするというのは、ダイエットに効果がありそうです。
好きなものを注文する
本当に食べたいものを注文しましょう。「気をつけてヘルシーなメニューを注文すると、食事が気に入らず、後から他のものを食べて埋め合わせをするのです」とワンシンク教授は言います。「夕食は頑張ってサラダにしたのだから、アイスクリームを食べても良いと思ってしまうのです。」
「Science of Us」より引用翻訳
我慢していると思うと、リバウンドしやすくなります。無理にサラダを食べるよりも、ハンバーガーならサイドをポテトフライからサラダにする、パスタなら量を8割に減らしてもらったり、チーズやクリームを少量にしてもらうなど、好きなものを工夫して食べるようにした方が良いかもしれません。
スーパーでは、野菜果物コーナーへ直行
野菜果物売り場で少なくとも10分は過ごすようにしましょう。これにより、そうでない婆に比べてより多く野菜や果物を購入するようになる、ワンシンク教授は言います。
「Science of Us」より引用翻訳
スーパーでは目についたものは何でも美味しそうに見えるものです。出来合いの食品やスナック菓子を見る前に、新鮮な野菜や果物のコーナーに行って献立のメニューを決めてしまうのが良さそうです。スーパーの代わりに八百屋さんで買い物をして、余分なものを買わないようにするのも効果がありそうです。
袋詰めのサラダを活用する
袋詰めのサラダを買うのもありなのです。「本物の料理好きは"そんな手抜きしないで自分で全部やるべき"というでしょう。私の妻もいつもそう言っています」とワンシンク教授は言います。「しかし妻がいない時は、袋詰めサラダを買っています。これだと作るのが簡単なので、サラダを食べるようになるのです」。
「Science of Us」より引用翻訳
ファーマーズマーケットで泥がついた新鮮な野菜を買ってサラダを作るのがベストなのは分かっていても、野菜を洗って、乾かして、切ってというプロセスは思いのほか面倒で、冷蔵庫の隅でいつのまにか野菜が腐ってしまっていた......。ということにもなりがちです。筆者も特に平日は袋詰めのサラダを使用していますが、手軽に作れて時間の節約にもなるので重宝しています。
これらの習慣を取り入れることで、無理なダイエットでリバウンドをしてしまうという悪循環を断ち切れそうです。我慢せず、自然にベストな体型をキープしていきたいものです。
(白石里美)
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