シンプルでクリーンなラインのハイヒールも芸術的ですが、建築家たちがデザインしたまさに｢シューズの芸術｣がミラノから発信されています。
ミラノデザインウィークで発表されたのが、シューズブランド｢United Nude（ユナイテッドヌード）｣と世界的な建築家やデザイナーがコラボレートし、3Dでプリントされたシューズです。
このプロジェクトは最新の技術と自由な発想を使用し、これまでのシューズの固定概念を覆すという試みで行われています。
5つの芸術的シューズ
新たなる国立競技場を設計し話題となっているイラク出身のプリッカー賞受賞建築家、Zaha Hadidによるデザインは、大胆ながらも繊細でフェミニンなラインです。
メキシコ出身でソウマヤ美術館などの設計で知られる建築家Fernando Romeroは、人口の素材を使用しながらも自然のオブジェクトを思わせるオリジナルのデザイン。
イギリス出身のデザイナーRoss Lovegroveは流れるような滑らかなラインとレイヤーが女性的で美しい。
アムステルダムと上海をベースに活躍する建築家のBen van Berkelのデザインは、シューズを履いている人が静止している時と動いている時の足の見え方で、表情が異なって見えます。
イギリスのデザイナーMichael Youngはユニークな格子柄のブーツをデザイン。
ナイロンと新素材のソフトなゴムで作られているというこれらのシューズは、各最大50足限定販売されたそうです。今のところは観賞用として楽しみたいこれらのシューズですが、今後より自由な発想ののもとに生まれたシューズが女性たちの心を捉えていきそうです。
（白石里美）
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