アートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんの妻として、そしてその彼が率いるクリエイティブスタジオ「SAMURAI」のマネージャーとして活躍する佐藤悦子さん。ご自身も雑誌での連載や講演活動などをこなし、プライベートでも8歳の男の子のママとして、多忙な日々を送っています。
今回はその悦子さんの15年来の友人である、美容ライター・今井恵がインタビュー。外資系化粧品会社のPRマネージャー時代の悦子さんの取材にうかがった際に、美容ライターとして出会いました。今では数か月に一度食事を共にしては、子供のこと、仕事のこと、美容のこと、そして共通の趣味である旅の情報交換を重ねている仲です。
年齢を重ねるごとに美しくなる、が理想の女性像
妻、母、仕事と3つのシーンがどれも美しさにつながる秘密を語ってくれた佐藤悦子さん。
年齢を重ねるごとに増していく"老化"という悩み。誰の身にも共通して訪れるものですが、その"老い"を上回る輝きを身につけ、年齢を重ねるごとに美しさを増して行く佐藤悦子さん。彼女にとっての"美しさ"についてうかがいました。
今井 30代になりたての悦子さんを知っている私としては、悦子さんは年齢を重ねるごとに美しさが増していく女性の代表だと思うのだけど。
佐藤 いえいえ、そんなとんでもない。でもその言葉は私にとって、とてもうれしく感じます。私自身、若さに対する執着はなく、若い方がいい、かわいい方がいいという考えはないんです。外資系化粧品会社に勤務していた頃、年上の素敵な方々に日々接していたからそういう考えがあるのかな。年齢を重ねなければ醸し出せない佇まいや空気感を持っている女性でありたいな、と思っているので、自分自身も若さを維持するのを目指すのではなく、年齢とともに豊かな人であれるよう心がけています。
フランスなどでは、女性の魅力は年齢を追うごとに増すと言われ、若い女性より年齢を重ねた女性の方がリスペクトされると言います。そんな世界でPRマネージャーとして活躍した悦子さんは、どんな方法で豊かな女性を目指しているのでしょうか。
今井 定期的なパーソナルトレーニングや体型を維持することにストイックな悦子さんだけど、つねにご自身の身体は細かくチェックしているんですか?
佐藤 はい、しています。なにしろパートナーがとてもうるさいですから(笑)。今朝もアイラインの入れ方にチェックがはいりました(笑)。私としてはうるさく言ってもらえた方が、自分に厳しくなれてありがたいんですが......。
今井 私が思うに、悦子さんが可士和さんからのアドバイスをきちんと受け止め、改善を試みる素直な心の持ち主であることも、美しさをキープしている大きな理由かと思います。
佐藤 ありがとうございます(笑)。
キャリアとともに変化していった"美"への意識
キャリアを重ねるほどに、外見のマネージメントも重要な要素であるという意識が高まっていったそう。
女性の美に対する意識や心構えは環境によっても大きく変化します。佐藤可士和氏というデザインを仕事とする男性と出会ったことも悦子さんの環境に変化をもたらしたのでしょうか?悦子さんが重ねて来たキャリアの中にもそのヒントを見つけました。
今井 悦子さんは大学卒業後、広告代理店でキャリアをスタートさせ、その後、ふたつの外資系化粧品会社のPRマネージャーとして活躍されました。仕事の変化が美しさに変化をもたらした......ということはあるのでしょうか。
佐藤 プレス時代はブランドの顔ですから、肌が荒れていたり、手を抜いたようなメイクをしたりしてはいけないと思っていました。ましてや最初に転職したブランドは、スリミング製品が注目されていたので、それを体現できる私でありたいなと気をつけていました。でもその気持ちはSAMURAIのマネージャーになってからの方が強くなりました。なぜかというと、お仕事の依頼があると、マネージャーである私は、佐藤より先にクライアントの方々にお会いしてお話をうかがうんですね。そんなときブランディングやCIを手掛ける会社のマネージャーが、自分の外見をマネージメントできないようではダメだと思うんです。そういうことは、直感的に相手には伝わるものだと思いますから。
悦子さんが実践する内面からの"美"へのアプローチ
「苦手だったアサイーを克服し、お茶のお稽古で新たな感動を覚える」などの内側のマネージメントも美につながっている。
外見のマネージメントは、悦子さんのみならず、仕事をしている女性は誰もが意識しなければいけないことではないでしょうか。そして年齢を重ねるごとに、その外見に大きな影響を与えるものは、身体の内側からの美へのアプローチであり、健康な身体なのです。
今井 外見のマネージメントのひとつとして、身体の内側から考えていることとは?
佐藤 子供が8歳で大切な成長過程ということもあって、家族全員が肉と魚、野菜をバランスよく食べるよう心がけています。実は昨年、クリニックで身体の内側を細かく調べ、脳年齢が20代といううれしい結果にモチベーションがあがり、さらに代謝のいい身体を作ろうとグリーンスムージーを飲み始めました。もともと身体の代謝は悪くないのですが、食べる嵩(かさ)をもっと増やした方がいいそうで、それには野菜や果物を一度に負担なく摂取できるスムージーがいいとアドバイスされまして。実は私、スムージーとかアサイーとか大嫌いだったんですけど、プロに言われると絶対にやろうと思う性格なんです(笑)。旬の果物や野菜を使い、毎日同じものが続かないように作っていますが、とても体調がいいです。代謝も以前よりあがった気がします。
今井 身体の内側と外側から気をつかっているのは、大切なことですね。
佐藤 あと大切にしているのはメンタル面。お茶を習い始めて3年になるんですが、その奥深さにはお稽古の度に感動があります。初めて茶事に参加したとき、亭主の方が季節や趣向、お客様に応じて道具や料理、設えなど茶事のすべてを考えて構成し、客はそれを感じとって、楽しむという知的な遊びに驚くとともに、深い教養の必要性を痛感しました。私は仕事柄、外国人クリエーターとお話する機会が多く、そういう時にとくにお茶の話題でなくとも、お茶で得た知識があることで、そこに立つ自分の自信のようなものが違うことを感じ、お茶のお稽古がどれほど自分に役立っているかが身にしみます。でもそういうことを感じられるのも、今の年齢の自分があってのこと。そういう意味でも年齢を重ねることは素敵だな、と感じています。
年齢を重ねたことで得られるキャリアや知識。また、それによって生まれる人間としての豊かさや美しさ。これは女性としての自活力の証明です。自分自身に栄養や知識を与えることで、さらにワンランク上の自分へとステップアップするのが悦子さんの理想のよう。
スキンケアの初心を思い出させてくれた"美"のアイテム
「肌力を底上げする」ための[基本4点]。左から保湿液、美活肌エキス(医薬部外品)、クリーム20、保護乳液。「トータルで使うことで、その総合力を実感しました」と悦子さん。
年齢を重ねるほどに備えておきたい、自らを活かす方法。そんな考え方と根底を同じくするのが、基礎化粧品の「ドモホルンリンクル」。ドモホルンリンクルは、あらゆる方位から年齢肌に向き合い、肌本来の力を引き出して鍛え、そして肌を底上げするかのように導くのです。
今井 そんな考え方を持てる悦子さんだからとおすすめしたドモホルンリンクルですが、使ってみていかがでしたか?
佐藤 正直、最初は「え、これ私の年齢のお化粧品なの? もっと上の方が使うものでは?」と思ったんですが、使ってみて今井さんがおすすめしてくださった訳がわかりました。私は広告業界から化粧品業界へと転職したせいか、最初はかなり化粧品の知識があいまいで、トレーナーの方から「スキンケアの基本は油分と水分のバランスを整えることなんですよ」と基礎中の基礎を教えていただき「そうなんだ」と感心したぐらいだったんです。今回、ドモホルンリンクルの8品を使ってみて、そのときの初心を思い出しました。「あ、肌というのは水分と油分がバランスよく整ってこそ、健やかで美しくなるんだな」と。最初は8品も使うの!と驚いたんですが、日頃私がするスキンケアもクレンジングからファンデーションの下地までいれると8品ぐらいは使っていることに気づき、納得して使えました。そしてドモホルンリンクルはどれか一品が突出しているというよりも、全部を使い終わった瞬間、なぜ8品使うのか納得できるぐらい、肌が自分の力でしっとりうるおったのでびっくり! まさに整った感じがしました。肌の総合力を上げる化粧品ですね。
30代になったら誰もが使ってほしい基礎化粧品
なかでも、良質なコラーゲン(※)が高配合された「クリーム20」が特にお気に入り。※保湿
本来、ドモホルンリンクルは、お肌の曲がり角を感じる30歳頃から使ってほしい基礎化粧品なのです。シワ、シミ、たるみなどの具体的な肌悩みがなくとも、肌は少しずつ年齢によって変化しています。ドモホルンリンクルは、カウンセリングなどで得た一人ひとりのデータに基づき、その人のなりたい肌を目指して二人三脚で寄り添い、支えていく化粧品。そうすることで、個々の肌悩みが現れにくい肌を目指していきます。
今井 コマーシャルの「年齢肌」という言葉を聞いて、まだ自分の年齢の肌の化粧品ではない......と思いがちですが、使ってみると自分の肌が本来持っている力をトレーニングして目覚めさせてくれるものなので、ああ、使ってよかったと感じるんです。漢方発想の原料も食で身体の代謝を高めている悦子さんの考えに沿っているし、全8品のライン使いはお互いがお互いを引き出し合って、「1+1=2」にとどまらない効果を目指すという考えが、自分の力で美しさを包括的に高めている悦子さんにはぴったりかなと思って。
佐藤 本当にドモホルンリンクルの謳うコンセプトには大いに共感できましたし、肌も調子がよくてうれしいです。教えてくださってありがとうございます。私ももっともっと素敵に年齢を重ねて行き、自分の中の未踏領域に行ってみたいと思います!
いつも隙のないメイクとファッションで現れる佐藤悦子さん。その中味が意外なほど"男前"というギャップも魅力です。どんなに仕事が忙しくても手を抜かず、朝の4時に起きてでもさまざまな情報を集め、家族のための食事もきちんと作っている努力家でもあります。
そんな彼女の姿が、つねに新しい原料を探し、リニューアルを繰り返しながら41年間、進化を続けているドモホルンリンクルと重なりました。つねにヴァージョンアップする悦子さん。これから10年後の姿もますます楽しみです。
佐藤悦子(さとう・えつこ)
早稲田大学教育学部卒業後、株式会社博報堂を経て、外資系化粧品ブランド(クラランス、ゲラン)のAD/PRマネージャーに。2001年よりアートディレクター佐藤可士和氏のオフィス「SAMURAI」のマネージャーとして、国内外の企業のブランディングのプロジェクトに多数携わる。一児の母。著書に『子どもに体験させたい20のこと』(筑摩書房)など。
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[再春館製薬所]
photo by 三瓶康友 hair & make-up by 井丸真穂美
(今井恵)
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