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オンからオフまで場面で選ぶ音楽ジャンル別の心理効果

オンからオフまで場面で選ぶ音楽ジャンル別の心理効果

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Woman wearing headphones image via Shutterstock

仕事や人間関係で、うまく行かないことが続くと、心がささくれ立ってしまうこともあります。そんな時、お気に入りの音楽を聞いて、気晴らしする人も多いのではないでしょうか。

実は、音楽のジャンルによって、聞く人にもたらす効果は異なりますフランスの心理学雑誌「psychologies.com」による、音楽ジャンル別のまとめを紹介しましょう。

安定感を与えるバロック音楽

修道士の音楽から始まったグレゴリア聖歌は、呼吸のリズムをベースにしています。ヨーロッパの教会などで流されていることがあり、じっと聞いていると、広い空間に同化していくような不思議な心持になることもあります。その効果は、「ストレスを和らげ、瞑想や集中を助ける」こと。

頭を使う仕事にふさわしいのは、バロック音楽。バッハやヘンデル、コレッリの整然とした曲は、「安定感、秩序感覚を与え、知能作業に適した環境を作ります」。

ハイドンやモーツァルトのようにクリアなクラシック音楽のメロディは、「集中力を高め、記憶力や空間認知力も改善します」。

ショパン、リスト、ワグナーなどのロマン派音楽は、「悲嘆から高揚まで、ありとあらゆる感情に働きかける音楽」です。同じように、ジャズやブルーズも「感情に働く音楽ですが、ロマン派音楽より強壮効果があります」。

トランス効果をもたらすテクノ

ロックは、「情熱を刺激するとともに、内部の緊張をほぐす働きもあり、聞く人によって、効果が大きく分かれる音楽です」。

ヘビメタ、パンク、グランジになると、大音響で聞くこともあり、神経に直接働きかける強さがあります。そのため、「心拍や呼吸、血圧が、あっという間に高くなり」興奮状態におちいります。テクノは、その特徴である単調なリズムにより、「長く聞いているとトランス効果をもたらします」。中国の気功専門家は「身体の「気」をひどく乱す危険な音楽」とみなしているそうです。

西洋、東洋を問わず宗教音楽は、「時間や空間を膨張させて感じさせる特徴を持っており、脳にアルファ波を起こすことがあります」。そのため、「精神的な目覚めを促すのみでなく、リラックス効果や、鎮痛効果もあります」。

状況から選ぶなら?

こうして見てみると、確かにどれも身に覚えのある感覚ばかりで、何度も頷いてしまいました。カフェグローブ世代に役立ちそうな音楽効果を、オンからオフの状況別にまとめてみましょう。

ここぞというときの集中力を高めるには、クラシック音楽やグレゴリア聖歌。頭を使う仕事に挑むときは、論理的思考を助けるバロック音楽。このあたりは、仕事中のBGMにもぴったりです。心を落ち着けたいときには、リラックス効果の高い宗教音楽とグレゴリア聖歌。また、人によっては、ロックで発散するのも一案かもしれません。

怪我や病気、心の痛みを忘れたいときは、鎮痛効果のある宗教音楽。個人的には、悲しみの淵に立つ時など、ロマン派音楽やジャズ、ブルーズで、思いっきり感情を揺さぶられ、カタルシス効果を得るのも良いのではないかと思います。これらは当然、オフ向けの音楽といえるでしょう。

これを参考に、聞く環境やその時の心の状態に合うBGMを選べば、仕事も捗り、心の平安を保つ一助にもなりそうです。

psychologies.com

(冠ゆき)

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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