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転職を成功させた女性デザイナーが決意したタイミング

転職を成功させた女性デザイナーが決意したタイミング

年齢を重ねると変化に対して恐れが生まれるものです。現状に満足していなくても、慣れた環境での快適さを選んでしまう......。そんな恐れに打ち勝って3度目の華麗なキャリアチェンジで世界的なデザイナーになった女性がいます。

挫折とチャレンジの連続

ニューヨークの女性たちが最も憧れるウェディングドレスをデザインするヴェラ・ウォンです。彼女のキャリアに関しては、以前こちらの記事でも紹介しています。

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7歳の頃からオリンピックを目指してフィギュアスケートに励んでいたヴェラですが、自分が望むほどの選手になることはないと悟り、スケートを辞めてパリに渡ります。そしてニューヨークに戻った後、『ヴォーグ』の編集者として第二のキャリアを歩むことになりました。

キャリアを捨て転身。そのタイミングは?

そしてまた分岐点がやってきました。『ヴォーグ』で働きはじめて17年経った時です。ここでやっていることは決して変わることはないと気がついたのです。私のキャリアはこの先に進むことはないと。編集長になるつもりもありませんでした。もっと他に何かあるはずだと感じていたのです。自分にとって意味があったキャリアに15年という年月を費やした後そこを発ったのです。嘘は言いません、少しは怖気付きました。

The Cut」より翻訳引用

順調に積み上げてきたキャリアにどこか物足りなさを感じる......。

そんな思いをしている女性も多いかもしれません。皆がその仕事を去るという結論をするわけではありませんが、何か違うと感じたときは、そこから何か新しいことを始めるチャンスとも捉えられます。

最終的に大事なのはそのプロセスなのです、そこから自分について、そして人生について何を学んだのか。それを常に糧にしてきました。どれだけ物事がうまくいかなくても、どれだけ怖気付いても、どれだけ敗北感を味わってもーー。これは子供を育てることや友情、全てにおいて言えることですーー。そこには理由があって、プロセスがあって、学ぶべきことがあると信じています。

The Cut」より翻訳引用

結果よりもそこから何を学ぶかが大事。そう思えば新しいことに挑戦するのも怖くなくなります。一番辛いと感じるのは、目標に向かって努力している時ではなく、目標を見失ったとき。そんな時はまた新しい目標をみつければいい......。

「失敗を恐れないで」

一流ファッション誌の編集者として何不自由ないキャリアを築いていたヴェラがそう決断して行動した結果、その後に待っていた世界的なファッションデザイナーとしての成功はご存知の通りです。

ここでヴェラから女性たちに向けた、ストレートなアドバイスをご紹介します。

他にも行く場所はあります。他にも挑戦できることはあります。だから失敗することを恐れないで。挑戦しないよりは失敗した方がいいのです。挑戦する勇気を持って。そうでなければ何のために生きているの?

The Cut」より翻訳引用

この言葉しっかりと胸に刻んでおいたいと思います。

The Cut

(白石里美)

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白石 里美
ニューヨーク在住11年。クリーンな心と体を作るライフスタイルを提案するウェルネスブランド「ANCIENTICS」をNYで立ち上げ、マンハッタンとブルックリンのカフェやストアでスーパーフードや日本の発酵食品をアレンジした商品を販売。日本企業向けのプロデュースやコンサルティングも行っている。 世界最大の栄養学校Institute for Integrative nutritionでホリスティックヘルスを学び、最新のヘルス・ウェルネス・ビューティー・ライフスタイル情報に精通。ウェブや雑誌でもコラムを執筆中。 Blog / Facebook / Instagram

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