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インスタから世界の子ども達を助ける画期的キャンペーン

インスタから世界の子ども達を助ける画期的キャンペーン

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ブログやフェイスブック、インスタなどでお気に入りの写真をアップーー。今や世界中で当たり前のように見られる現象です。中でも、美味しそうなグルメ写真は多くの人の共感を呼びやすく「いいね!」ボタンを知人や友人、通りすがりの人々がたくさん押していきます。

ユニセフが仕掛けた画期的キャンペーン

でも、このように食事を楽しむ無数のフード写真がアップロードされていく一方で、世界には飢えや栄養失調で苦しむ子供たちが何百万人もいます。

そんな社会的アンバランスを見かねたユニセフ・ニュージーランドが一石を投じるべく「Food Photo Save Lives」というキャンペーンを始めました。

インスタのフード写真を掲載すると寄付できる仕組みに

あなたのインスタにフード写真を掲載し「#food」や「#yum」など食事に関するハッシュタグをつけると、あなたの「いいね!」欄に飢餓に苦しむ子ども達からのメッセージが入ります。

そこには、子どもたちの飢餓や貧困の状況が詳細に書かれており、それを読んだ後に寄付ページへリンクできる仕組みになっています。

ボタンひとつで治療薬や補助食品などの寄付が可能

そのページには、飢餓や病気に苦しむ子どもたちへの治療薬や栄養補助食品、再水和塩などが食事メニューさながらに紹介されており、その場で購入して寄付することができます。金額は5ドルから、数量や内容を自分でセレクトできます。

飢えが原因で5歳まで生きられない子どもたちが世界中で年間約630万人いると言われています。1日に換算すると約1万7000人、およそ5秒にひとりが亡くなっていく割合です。

豊かな食事を写真で共有し満足しているその背景には、食事にすらありつけない子どもたちもいるという事実を改めて考えさせられます。

寄付の形がソーシャルメディアを通してなされる今、私たちにできる選択肢はますます広がりそうです。

FCB, unicef

(奥井亜輝)

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奥井亜輝
webライター。神戸大学アメリカ文学専攻卒業後、出版社で編集者として勤務する。その後、私学中高英語教員を経て現在は英語講師をしながら翻訳や執筆活動をする。大人のハワイスタイルを提案する「Jewel-Taccatoジュエル・タッカート」主宰。将来は、双子の娘たちと日本とハワイを往復しながら自由気ままに暮らすのが夢。

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