仕事が忙しいのは良いことです。でも、仕事と家庭の両立のために、長時間労働は避けたい、もしくは減らさなければ、という人も多いのではないでしょうか。
また、長く働けば成果が上がるとは限らない、そう考えている人は増えつつあるもの。そこで参考になりそうなのが、短時間で成果を上げるかしこい働き方。兄弟サイト「ライフハッカー[日本版]」より紹介します。
1. 一度にひとつの仕事に集中する
米誌ハーバード・ビジネス・レビューでは、マルチタスクは現代の神話のようなものだと書いています。「マルチタスクをする人は、多くのことをできず、情報を見落としています。メールなどに気を取られると、大事な仕事に戻るのに時間が(平均15分)かかります。効率が約40%落ちることになります。
「ライフハッカー[日本版]」より引用
メールに気をとられるだけで、仕事に戻るのに平均15分もかかり、効率が40%も落ちるとは、驚きです。しかし、作業中に話しかけられたり、電話に出たりしたときに、あれ何をしていたんだっけ?なんて経験は誰にでもあるはず。
複数のことを同時にできる能力は誰もがもっているものではないそう。ひとつの仕事に集中して効率を上げたほうが仕事は早く終わると心得て、電話はあらかじめ出られない旨を伝えておいたり、メールやSNSなどなどには、触れないようにしたりするのが賢明なようです。
2. 専門知識や能力のある人に頼む
誰もがスーパーマンになりたがり、あらゆる分野の専門家になりたいと思っています。(少なくとも、グーグルの力を借りて)しかし、同僚やチームメンバーがすでに経験や能力を持っているのに、自分の専門外のことを調べるのは、貴重な時間の無駄遣いです。「Graziadio Business Review」によると、「約75%の社員はもっと裁量が欲しいと思っている」ので、スキルのある社員にもっと仕事や権限を委譲すれば、質の高い製品をより早く生産することができます。一人で働いている場合は、数時間でもフリーランスの専門家を雇うことを考えましょう。生産性に関して言えば、少ない投資で大きな見返りを得られます。
「ライフハッカー[日本版]」より引用
ある分野の仕事を得意な人に任せるだけでなく、例えば、ちょっと分からないことがあった際にも、調べるよりも人に聞いてしまったほうが、何倍も早いなんてことは良くあります。自分でやるよりも他人に頼るだけで成果を生み出せるなら、実行しない手はないですね。
3. しっかり充電してから仕事に臨む
人間の体は、バッテリーのように多くのエネルギーを貯めることができますが、充電もしなければなりません。毎日ありとあらゆる決断をしていると、決断の精度が落ち始め、専門家の言うところの"自己消耗"の状態になります。エネルギーを節約するのは、怠けるのとは違います。仕事中にもっとも効率よく成果をあげるために、体を最高のコンディションに持っていくのです。
「ライフハッカー[日本版]」より引用
たった1日睡眠不足なだけで、ガクんと効率は落ちるもの。また、身体面だけでなく、ひっきりなしに仕事をこなしていては、やっぱりパフォーマンスは落ちます。
週末に仕事から完全に離れる、朝のコーヒータイムに電話が鳴っても出ない、また、たまにはしっかりと長期休暇を取ったりするのも大事だと覚えておきたいです。
Female hands typing on a white computer keyboardvia Shutterstock
(若松真美)
イベント
おすすめ
メールマガジンにご登録いただくと
MASHING UPの新着記事や最新のイベント情報
招待制イベントへの会員限定コードなどをご案内いたします。
MASHING UPの最新情報をご希望の方は、ぜひ会員にご登録ください(無料)。