お金を取るか、時間を取るかーー。
家事を外注する、移動にタクシーを使う、面倒な書類の手続きをプロに依頼する、パーソナルアシスタントを雇う......。さまざまなサービスのおかげで、お金を払って他のことをする時間を手に入れることが可能になりました。
そんなサービスを使用するか否かの判断をする時に基準になるのが、 自分の時間の価値です。
これは単純に自身の時給だけでなく、自由時間の量、家事の好き嫌いなどさまざまな要因を考慮する必要があります。
例えば時給3,000円の人で仕事が忙しく寝る時間もままならない......という人であれば1時間1,500円のサービスを利用することは理にかなっていると言えます。
自分の時間の価値を調べてみる
最近アメリカでは自分の時間の価値とそれに対する考え方をチェックするサイトが流行っています。
時間とお金の関係を計算するツールであるClearerThinking.orgは、利用者の給与の総額を労働時間で割って利用者のマーケットバリューを計算します。さらに利用者は、例えば時給がいくらであれば副業をするか、いくらであれば外注など時間を節約するためのサービスを利用するか、などの質問に答えます。
「WSJ」より引用翻訳
確かに自分の中で基準を持っておくことは、限られた時間を有効に使うのに役立ちます。
ニューヨークでも掃除や洗濯はプロに任せたり、食料品の買い出しをオンラインで済ませる人も多いようです。金銭的なことだけでなく、貴重な自由時間を掃除や買い出しに費やすよりも、家族や友人との時間を大切にしたい、という価値観を持つ人が多いのもその理由です。
アメリカでは男性が理想の女性像として、「家事が得意な女性」を挙げることは稀です。 空いた時間を掃除に費やすよりも、自分や子供との時間を大切にしてほしいと望む男性が多いようです。
特に働く女性にとっては、家でリラックスできる時間は貴重です。多少のお金を払ってもゆっくりしたいと思うのは、忙しい女性の世界共通の願いと言えるでしょう。
判断の基準として一度自分の時間給と、時間とお金に対する価値観を整理することで、自分の人生の優先順位をはっきりさせることが出来そうです。
image via Shutterstock
(白石里美)
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