暑い夏、青系の色は視覚で涼をとることができます。その反面、食器類においての青は、食欲を減退させやすく、寒色がゆえに彩りが暗くみえてしまうことから、器として使うには難しい色です。一般的には。
命の息吹を感じる青い器
一般的には、と言ったのは、出会ってしまったからなのです。吸い込まれそうな美しさの青色が鎮座する陶器に。その器は、日本食器の伝統と、洋食器との相性の良さを併せ持った新進気鋭の和食器ブランドで、「美命mokoto 」と名付けられていました。
いまにも動き出しそうな、命の息吹を感じる深い青色で描かれた吉兆柄には奥行きがあり、食材の色を引き立てこそすれ、打ち消すような強さはありません。それもそのはず。「美命 mikoto 」は、食べる物の命に敬意を表してつけられた名前だったのです。
使い手に思いを馳せ、ひとつひとつ手作りで
また、美命の器のほとんどには本銀がほどこされ、使いこむほどアンティークな風合いに変化していきます。ひとつひとつ手作業で作っているため、使い手の希望に合わせたオーダーメイドも可能です。同ブランドの青色で描かれた柄は、牡丹や椿といった縁起の良いモチーフが多く、記念日やお食い初めの贈り物にも喜ばれているそうです。
もう、うんちくを言うのもイヤなほど、ぜひ見て、感動して欲しい器、美命。銀色と深い青色の爽やかなコントラストが、暑い夏の食卓を涼しく彩ってくれるでしょう。
[美命]
(力武亜矢 )

力武亜矢
女性向け情報ライター。約20年に渡り女性マーケットの様々な業務に従事。コスメ、美容、開運、ジュエリー、着物などの販売、統括管理職、企画室長、広報職などを務めたのち、美容・健康を中心とした女性向け情報のライ ター、企業向けPRプランナーとして活動。過労による臨死体験を機に、上質な生き方についての情報発信にも積極的に取り組んでいる。
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