マリリン・モンローにグレース・ケリー、20世紀を代表する往年の大女優たち。当時のポートレートを見ても、彼女たちの息を呑む美しさは格別です。
その背景には、まだコスメが今ほど進化していなかった時代に、彼女たちなりの苦労と工夫がたくさんあったと言われています。
そこで、マリリンやグレースなど往年のハリウッド女優たちの美しさをつくっていた、その具体的な方法が海外サイト「MailOnline」に紹介されていました。
自然のフルーツや花を使った彩りある美容法
洗顔にはストロベリーを使用
果物のピンクの色彩は、肌に甘い香りを残してくれるのみならず、顔全体に自然の輝きをもたらしてくれる作用がありました。
現在もし真似るのであれば、ストロベリーにつぶしたバナナとはちみつを加えてフェイスパックとして使用するといいでしょう。
「MailOnline」より翻訳引用
当時は、自然のフルーツや花や植物を美容やメイクに使用していました。バラの花びらやビーツを頬やくちびるにこすりつけて、チークやリップのように使ったり、トリートメントにオリーブオイルを使用したり。ミントの葉を目の下に押しあてて目のクマを和らげたりもしていました。
自然の輝きをそのままに、肌や髪になじませて美しさに変えていたなんて何だか素敵です。
マリリン・モンローの魅惑の瞳の秘密
まぶたの上にワセリンを塗る
ヴィンテージなフェイスを作るには、アイメイクにかかっています。
まぶたの上にうっすらとワセリンを塗ったあと、ナチュラルカラーのパウダーで額の上まで自然にカバーしていきます。そして目元にはダークな色合いでインパクトを与えるようメイクしていくのです。
「MailOnline」より翻訳引用
目の生え際にホワイトアイライン
まつげの生え際の内側にホワイトアイラインを入れるのがマリリン・モンロー流トレードマークでした。青い瞳を引き立たせる官能的なこのメイク法を彼女はとても気に入っていました。
「MailOnline」より翻訳引用
実は乾燥肌に悩まされていたマリリンは、ワセリンを愛用していました。
ワセリンは今でいうココナッツ・オイルのような存在で、メイクとしてもメイク落としとしても、そして艶出しや保湿剤としても使える万能アイテムでした。実は、最近密かにワセリンブームがまた復活しています。
まぶたの上にほんのうっすらとワセリンを塗ることで、立体的なまぶたができあがり、そこにホワイトアイラインを目の際に入れることで彼女の官能的なアイメイクのベースができあがるのです。
グレース・ケリーの頬骨を高く見せるチークのいれ方
チークは濃淡2種類でニュアンスを作る
モノクロの写真時代においては、頬骨を高く見せることが重要でした。グレースは頬の高い部分に淡い色合いのチークをのせ、くぼみの部分に濃いチークをつけて頬に高みを出していました。
「MailOnline」より翻訳引用
グレース・ケリーのメイク担当者が、グレースのあまりの美しさに「メイクをするところがない」と思わず言ったそうですが、そんな彼女もきちんと自分をさらに美しく見せるためのトリックを心得ていたようです。ドレードマークの高い頬骨は、このように作られていたのですね。
今なお時を経て見直される往年のセレブたちのヴィンテージな美容方法。流行には左右されない真の美しさがそこには存在しています。
(奥井亜輝)

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