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秋の京都で一夜限り。ヴィラを会場に現代アートの祭典

秋の京都で一夜限り。ヴィラを会場に現代アートの祭典

パリの「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」は、2002年から毎秋催される、一夜限りの現代アートの祭典

2012年からは、パリの姉妹都市である京都でも「ニュイ・ブランシュKYOTO」が企画されています。今年は10月3日(土)、京都市内あちらこちらで、日仏の現代アートが無料で楽しめます。展示やパフォーマンスはもとより、プロジェクションマッピングなど、多彩なプログラムで開催5周年を祝います。

才能豊かな芸術家が集まるヴィラ

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この機会にぜひ注目したいのが「ヴィラ九条山」。

1926年、当時在日フランス大使であったポール・クローデル(彫刻家カミーユ・クローデルの弟)の構想から生まれたこのヴィラは、いうなれば芸術家のメルティングポット。厳しい選考を経た日仏アーティストが、数か月ここに住み、芸術活動・創作活動に専心する空間です。

ここに滞在するアーティストたちはそれぞれ、分野を越えたアーティスト同士の交流や日本古来の技法や素材との出会い、また京都という土地から生まれたインスピレーションなど、さらなる飛躍の手がかりを見つけ出してきました。

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京都の東山の高台に位置するヴィラ九条山は、1992年に建設。建築家、加藤邦男氏による設計のミニマリスト・スタイルです。杉の山、竹林にすっぽりと収まるように作られたヴィラは、それ自体が珠玉の作品のようです。また、テラスからの京都の眺めは、一見の価値があります。

アート作品だけでなく、パフォーマンスも楽しめる

普段は公開されていませんが、ニュイ・ブランシュ京都2015では、ヴィラ九条山も会場のひとつとして一般公開され、滞在アーティストの作品やパフォーマンスを見ることができます

例えば、日本の大工仕事で生まれるおがくずに美を見出し、コラージュによって軽いオブジェや器を作り出したフランソワ・アザンブールの作品展示や、フランス人振付師と日本人ダンサーの出会いによって生まれたダンスのパフォーマンス。鉄とニッケルを折り返し練りこむことで模様を付けた加藤 貢介の豆皿の展示、などなどです。

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©Yukako Nakano

しっとりと楽しみたい芸術の秋。町中の喧騒を離れたヴィラ九条山の芸術空間は、大人の女性が覗きに行くのにぴったりな場所のように思えます。

ヴィラ九条山住所:京都市山科区日ノ岡夷谷町17-22 (最寄駅:地下鉄東西線蹴上駅)電話番号:075-761-7940

Les Echos, ニュイブランシュKYOTO 2015

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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