バナナの皮に包まれたり。自然の中で身体をリセットできるスパ
リゾートの楽しみのひとつ、スパ。
自然に囲まれてのトリートメントは、リゾートだからできること。今回もバカンスで訪れたタヒチの一押しスポットをご紹介します。今回もインターコンチネンタル モーレア リゾート&スパにあるエレンスパです。
ポリネシアのヒーラーからヒントをもらったマッサージ

1999年に作られたこのスパは、フランス人のエレンさんがフレンチポリネシアで出会ったTAHUA(タファ)などのヒーラーからあらゆるヒントをもらってあみ出したマッサージの数々です。
1,500平方メートルを超える敷地内には、リバーバスやアウトドアシャワー、トリートメントルームが点在。オイルやスクラブも100%ナチュラルにこだわるなど、まさに自然の中で自然なものでトリートメントが受けられます。バナナの皮に包まれる! なんてことも。
2012年にコンデナストトラベラーズラクジュアリースパのパシフィックゾーンで一番美しいスパの中の一つに選ばれるなど、何度も賞を受賞しています。また最近よく見かけるレインシャワーは、ここが発祥なのだそう。シャワーが程よく脊髄を刺激し、瞬く間に夢心地になります。
心も体もリセットされたようなヒーリングマッサージ

今回私は、タヒチアンマッサージを体験しました。マッサージオイルは、タマヌ、ココナッツ、ティアレ、バニラの4種類から選ぶことができます。私は万能オイルとも言われている、タマヌオイルでマッサージを受けました。
このタマヌオイル、ポリネシアでは古来よりいろんな皮膚の疾患に効くと重宝されてきました。飛行機で乾燥したうえに、日焼けをしたために肌は荒れ放題。「そんな肌はタマヌオイル」が一番と、すすめられてマッサージがスタート。
独特の青臭いにおいが少し気になりましたが、エキストラバージンオリーブオイルの20倍以上の抗酸化力があると聞くと、なぜか納得してしまいました。
ソフトなロングストロークのマッサージ。特別なプロトコルはなく、その人の身体の状態に合わせて、マッサージを行うそうです。特に腰のあたりから首に向かい、そのまま円を描くように指先にまで流れるようなマッサージは、身体を撫でているだけのようなのに、指先から全身のたまった毒素が出ていくようでした。
オイルでマッサージを受けた後のベトベトした感じが嫌いで、シャワーを浴びていました。でも、このスパのオイルは100%ナチュラルにこだわっているだけあり、マッサージの後はまったくベトベトせず、タマヌの青臭いにおいもなくなっていました。

スパを出るころには、実際にヒーラーにヒーリングしてもらったのではないかと思うほど、体が軽く明るい気持ちになれます。心も身体もリセットされたかのようなヒーリングマッサージ。生命力が満たされたようで、また頑張ろうと思えました。
[エレンスパ,インターコンチネンタル モーレア リゾート&スパ, タヒチ観光局]