1. Home
  2. ライフスタイル
  3. 打たれない「出る杭」もある。黒柳徹子さん流、個性の生かし方

打たれない「出る杭」もある。黒柳徹子さん流、個性の生かし方

打たれない「出る杭」もある。黒柳徹子さん流、個性の生かし方

「個性が大事」といわれる現代でも、仕事で個性をどこまで出していいのか悩むときがあります。また、自分の個性を生かせる道を探すのは、一筋縄ではいかないものです。

ちょっと目立てば否定され、かといって周りに合わせ過ぎればストレスに。そんなとき、ぜひお手本にしたいのが黒柳徹子さんの生き方です。

日本のテレビ女優第一号である黒柳さんは、日本を代表するタレントといっても過言ではない存在ですが、デビュー当時はその「強い個性」で大変苦労した経験があるというのです。黒柳さんがどうやってその個性を生かすことに成功したのか、著書『本物には愛が。』(PHP研究所)より紹介します。

徹子流「気にしない」の原点

そもそも黒柳さんが女優になるきっかけとなったのは、NHKがテレビ放送を始めるにあたって俳優を募集するという記事を、新聞でたまたま見かけたことでした。6,000人の応募者の中から黒柳さんは見事合格しますが、先生から黒柳さんの合格は、

あまりにも試験ができなかったので、こういう何もできない人を、テレビという新しい仕事にとっておきましょう。

(『本物には愛が。』より引用)

と思ったから、と聞かされます。

当時、黒柳さんは女優を目指していたわけではなく、「絵本を読めるお母さんになりたい」と思っていたに過ぎませんでした。ですので、普通でしたらそんな理由を聞かされたら落ち込むところを、「まあいいや」と気にしなかったそうです。

役を下ろされ続けた1年間

NHKに入ったばかりのころ、演技経験がまったく無かった黒柳さんは、「個性が強すぎる」と言われて役を下ろされてばかりでした。ラジオの「ガヤガヤ」では声が大きすぎてスタジオから追いだされる始末。さらにテレビの端役でも変に目立ってしまいます。

テレビでも一年ぐらい、行っては下ろされ、行っては下ろされでした。

本物には愛が。』より引用

それでも、「自分はお母さんになるのだから」と落ち込むことはなかったそうです。

黒柳さんを救ったひと言

そんな黒柳さんに転機が訪れます。ラジオ番組の『ヤン坊ニン坊トン坊』のトン坊役のオーディションに受かり、劇作家の飯沢匡氏に挨拶したときのことでした。個性が強いことを気にしていた黒柳さんに対して飯沢氏は

いまのままでいいです。君の個性が欲しいから。

本物には愛が。』より引用

と伝えたのです。その言葉を受けて黒柳さんは、現在まで「そのままで」やってきたといいます。このひと言がまさに、黒柳さんを救ったといっても過言ではないでしょう。

自分の気持ちを「軸」にする

その後の黒柳さんの活躍ぶりは周知の通りです。数えきれないほどの番組に出演し、女優としても司会者としても日本のテレビには無くてはならない存在となりました。そんな中、黒柳さんは女優となるきっかけとなった、「子どもに絵本を読めるお母さんになりたい」という自身の気持ちを軸に、「子どもに自信をもって見せられる番組に出る」というこだわりを、現在までずっと守っています。

ユニセフ親善大使としての活躍も、そういった子どもへの強い愛情があるからこそでしょう。

黒柳さんが女優人生を「落ちこぼれ」でスタートしたことも驚きですが、なによりも、自分の考えや感情を曲げることなく、芸能界の第一線で活躍されてきたことに、改めて尊敬の念を覚えます。人間、否定されると無理に頑張ってしまったり、後ろ向きな気持ちになるのが常。でも、そこは黒柳徹子流に「気にしない」で、そのままの自分であり続けること。そして、自分の気落ちを軸に動くことを守れば、自然と自分らしい生き方にたどり着くのではないでしょうか。

最後に、『ザ・ベストテン』や現在も続いている『徹子の部屋』など、長寿番組への出演が多い黒柳さんですが、

いつも「今日、面白いかもしれない」って思う。

本物には愛が。』より引用

といいます。毎朝をそんな気持ちで迎えられる生き方を、ぜひ選びたいものです。

[本物には愛が。]著者:黒柳徹子定価:1,200円(税別)出版社:PHP研究所

image via Shutterstock

  • facebook
  • twitter
  • hatena
メーテル徹子
フリーライター/イラストレーター。東京都在住。トロント、ニューヨークに滞在後、帰国して出版社に勤務。現在はフリーで幅広く活動中。シンプルで上品、かつ洗練されたライフスタイルをめざし、都会でのエコライフを実践中。趣味はジャグリング。愛猫2匹に尻にしかれる猫下僕でもある。 facebookページ

    おすすめ

    powered byCXENSE

    メールマガジンにご登録いただくと、

    MASHING UPとGlossy Japanの新着記事や最新のイベント情報をお送りします。

    また、登録者限定の情報やイベントや座談会などの先行予約のチャンスも。

    MASHING UPとGlossy Japanの最新情報をご希望の方はぜひご登録ください。