料理上手の友人が、「野菜を熱いお湯で洗うと、びっくりするほど美味しくなるよ」と教えてくれたのは3年ほど前のこと。「50℃洗い」というそうで、レタスがシャキッとしたり、イチゴが甘くなったりと、その威力にしばらく夢中になりました。
味の変化の理由は、なんと「Heat Shock=熱ショック」と呼ばれる熱の力でした。50℃のお湯による熱刺激が原因のひとつとされています。そして驚くことに、これとよく似た現象は人の身体でも起きるというのです。
誰もが持っている、自己回復力
それは「HSP」、ヒート・ショック・プロテインというタンパク質の働きによるものです。「HSP」は、名前の由来が「Heat Shock=熱ショック」であることからもわかるように、熱に反応して増える、傷んだ細胞を修復してくれるタンパク質の一種。 転んで怪我をしたけれど、いつの間にか治っていた――。そんな経験は、誰もがしているはず。
そんな熱ショックが起こるのは、野菜の場合「50℃」でしたが、人間の「HSP」を増やすキーワードは「42℃」。42℃の短時間入浴が健康や美容に良いと言われていて、年齢を感じさせない一流モデルが美容法として実践している、と公言していたり、名前は知らなくとも「HSP」の効果は身近な美容法として知られています。
人体に自ずと備わっている、自己回復力。「HSP」も、そんな力のひとつというわけです。
「HSP」の力について書かれた『42℃温めで素肌美人』によると、「HSP」には、
・シミ・シワを防ぐ
・皮膚の細胞死や炎症を抑える
・傷ついたDNAを修復する
(『42℃温めで素肌美人』p22、24、25、28より引用)
という、うれしい効果があるとのこと。
「HSP」は高温ではなく、温度が上昇することで増えていきます。そのため「HSP」を増やすには、
・42℃の浴槽に5分間浸かる
・洗顔後、蒸しタオルで温度アップ
・温度差を利用した美顔器を使う
・(食器洗いの)すすぎは42℃、でも手袋やクリームを忘れずに
(『42℃温めで素肌美人』p32~33より引用)
といった方法が効果的だそう。これなら毎日の暮らしのなかで、無理なく「HSP」を増やすことができそうです。
美肌をサポートする「HSP」の力
熱ショックに反応し、さまざまなストレスや紫外線から肌を守ってくれる「HSP」。今まで、美肌を目指すのなら化粧品やサプリなど、何かをプラスしなくてはいけないと思っていました。でも私たちの身体のなかには、まだまだ未知の力が眠っていたんですね。
自分が本来持っている力を活かすという、スキンケアの原点を思い出させてくれた「HSP=熱ショックタンパク質」。そのパワーに早くから注目してきたブランドがあります。再春館製薬所の「ドモホルンリンクル」です。
再春館製薬所は、もともと漢方の製薬会社。漢方発想とは、本来備わっている人間の持つ「自己回復力」を最大限に引き出そうという考え方です。これはまさに、「HSP」の働きそのもの。つまり、「自分の力を最大化する漢方」と「人体の力を最大化するHSP」は、本来もっている力を最大化する、という点で共通していたのです。
「HSP」と漢方に共通点がある、と考えた再春館製薬所は、熱の刺激を受けたときと同じように、「HSP」を増やすことで若々しい肌を保つ力を引き出したいと考えました。そして「HSP」を「自己回復タンパク」と呼び、大学との共同研究を開始します。その結果、
という3つの「HSP」の働きについての成果を見出したのです。
「HSP」は、植物の力で増えることを発見
再春館製薬所が次に取り組んだのは、数百種類もの天然成分の中から、「HSP」をサポートする原料を探し出すこと。その結果、4つの天然原料に巡り合いました。
それが「ルーマニアアルニカ」、「野馬追(ヤバツイ)」、「チューリップ」、「グアバ葉」の4つです。
「ルーマニアアルニカ」という植物は、山岳地帯に生えるキク科の多年草で、そのエキスはヨーロッパでは昔から民間伝承的に使われてきたといわれています。そして、中国湖南省の沢に生息する植物「野馬追(ヤバツイ)」のエキス。この2つの成分は、肌を紫外線から守る「HSP70」の研究過程で見出されたそうです。
さらに、ピンクダイヤモンドという品種から採取した「チューリップ」のエキスは、コラーゲンを整え、肌のハリをアップしてくれる「HSP47」に。「グアバ葉」のエキスには、肌自らがダメージを取り除こうとする力を助け、肌をサビさせない「HSP32」に働きかけることも明らかになりました。
植物など自然由来の力を借りて自らの力を最大化する漢方と天然原料の力で増える「HSP」には、またしても共通点があったのですね。この、私たちの身体の潜在力を底上げしてくれる「植物の力」を肌や健康のためにもっと使ってみたくなります。
自身の肌力を底上げしてくれる化粧品

そしてその、「HSP=熱ショックタンパク質」に着目した化粧品がドモホルンリンクル。これから紹介する3つの商品は、特に、自身の力できれいになることを目指すスキンケアアイテムです。
まずは、「美活肌エキス 薬用美白※[医薬部外品]」。化粧水の後につける美容液で、とろりとしたテクスチャーが肌にスーッとなじみます。肌を保護する「ルーマニアアルニカ」のエキスなど、植物由来の清々しい香りが心地よく、思わず深呼吸したくなるほど。自身の肌力を底上げして、紫外線に負けないしなやかで強い肌を目指す、お手入れの楽しさも実感できるアイテムです。
続く、「クリーム20」というクリーム。実はこれ、1974年に日本で最初にコラーゲンを配合した基礎化粧品の現在形。伸びが良く、指の腹で円を描くようにやさしく塗りこむことで、肌の表面がほわっと温かくなり、成分が浸透していくのを実感します。肌の弾力を支えるコラーゲンと、ハリ・ツヤをサポートする「チューリップエキス」のパワーで、肌の土台(※角層深部)をしっかりと整えてくれるクリームです。
さらに、日中の肌ケアアイテム「光対策 素肌ドレスクリーム」は、自分の力を利用して紫外線に負けない肌を目指すというクリームです。SPF31/PA++で紫外線を防ぐだけでなく、ダメージケアも後押しし、日中のダメージを最小限に食い止めてくれるのが頼もしい。化粧下地としても使うことができ、軽いつけ心地なのに適度なカバー力があります。このクリームを使い始めてから、以前は必須だったコンシーラーの出番が減りました。
きれいの潜在力はまだまだ眠っている
肌には、自ら回復する力が備わっている――。その力を信じて、「HSP」に着目し、自身の力を最大限に引き出すという、画期的な化粧品を生み出した「ドモホルンリンクル」。
それは年齢を重ねても、私たちがきれいになれる潜在力をまだまだ持っていると信じさせてくれることに他なりません。
使うほどに充実感を感じるのは、きっと、和漢の力と最先端の皮膚科学という「伝統とサイエンスの融合」だから。私も、もっと自分の肌を信じてみよう。そんな気持ちにさせてくれました。
[再春館製薬所]
top image, Chinese medicine image, woman image via Shutterstock, photo by 中山実華
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