トレンドが目まぐるしく変わる街ニューヨークで、話題沸騰中の新「it girl」が登場しています。最近メディアや私の周囲で話題に上がることが多い、コメディアンのAmy Shumer(エイミー・シューマー)です。
主演・制作を務めるコメディドラマでブレイク
ブレイクのきっかけは2013年から始まったエイミーが制作と主演を務めるコメディシリーズの『Inside Amy Shumer』。
シングル女性の恋愛やセックス事情が、驚くほど赤裸々で俗たっぷりに描かれているドラマなのですが、カラッと笑えるように仕上げているところに、エイミーのすごい才能を感じます。エミー賞にもノミネートされた同番組は、アメリカではシーズン3まで放送されています。日本ではまだ観られませんが、アメリカでのブレイクぶりをみると日本上陸も近いかもしれません。
NYのシングル女性をリアルに描いた映画も大ヒット
エイミーの活躍はテレビのみに留まりません。初の脚本と主演を務めた、ニューヨークのシングル女性の実態をユーモラスに描いた映画『Trainwreck(トレインレック)』も今年全米公開され大成功を納めました。
自由に恋愛やセックスを楽しんでいるように見えながらも、惚れやすく思い込みが激しい様子などは、まさに私の周囲のニューヨークのシングル女性そのもの。もちろんかなり極端に描かれていますが、最高におもしろい形で切り取って表現する才能は類まれなるものと言えるでしょう。
これまで、『セックス・アンド・ザ・シティ』以来、ニューヨークのシングル女性を代弁する「it girl」といえば『ガールズ』のレナ・ダナムでしたが、『ガールズ』は最新シーズンで大きく視聴率を落とし、代わりに今年はすっかりエイミー・シューマーの年となっています。
先日友人たちとランチをした際も、エイミーが出演したアメリカの人気コメディ番組『サタデーナイトライブ』が話題になりました。
エイミーがカーダシアン一家の激しい整形手術事情に関して、「『カーダシアン家の女たちは皆生まれ持った顔を"軽い提案"くらいにしか捉えてないのよ。それって良いこと?違うわよね』と言っていたの、最高におかしかった!」などと口々にエイミーを賛辞している様子からも、彼女の「it」ぶりが伝わってきました。
初の自叙伝の出版の契約を9ミリオンドル(約11億円)で結んだとも伝えられている現在34歳のエイミー。今後の活躍から目が離せません。
photo by Getty Images
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