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話題のお店のエピソードが続々。コーヒーの「今」がわかる映画

話題のお店のエピソードが続々。コーヒーの「今」がわかる映画

朝の始まりや仕事の休憩の一杯のコーヒー。日常のなかで、ささやかな幸せを感じる瞬間でもあります。

その一杯のコーヒーがどんなルートを通って手元に届いているのか、「コーヒーの今」をみつめる映画「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」が、12月12日(土)から新宿シネマカリテにて公開されます。

豆から一杯のコーヒーになるまでの物語

豆選び、焙煎、ドリップ方法と、さまざまなアプローチで「究極のコーヒー」を求めるプロフェッショナルたちにより、高品質で風味が優れた「スペシャルティコーヒー」の市場がここ数年で拡大を見せています。

「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」は、そんなスペシャルティコーヒーを中心として、ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、東京と世界を舞台に、コーヒーカルチャーの「今」を描いたドキュメンタリー映画です。

スペシャルティコーヒーって何?

「スペシャルティコーヒー」と呼ばれるためには、コーヒーの風味が素晴らしく、消費者がおいしいと評価できるコーヒーであることが必要です。

風味がよいコーヒーには、際立った風味特性があります。それは爽やかで明るい風味特性があり、甘さを感じながらコーヒーの味が消えていく感覚。素晴らしくおいしいコーヒーは、「From seed to Cup」と表されるように、すべての段階で一貫した体制と工程で生産と品質管理が徹底された良質な豆が使われます。

具体的に表すと、生産国での栽培管理、収穫、生産処理、選別、品質管理を経て、虫食いや傷などのある欠点豆の混入をきわめて少なくしています。さらに、劣化しないような輸送と保管の後、焙煎された豆でコーヒーを抽出します。定義はさまざまですが、上質な豆の生産から抽出などの行程にこだわり、市場にだされるコーヒーです。

ストーリー

映画では、アメリカ・ポートランドに拠点を置くコーヒーメーカー「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」の生豆バイヤー、ダリン・ダニエルが行っている生産者との直接取引の様子や、「ブルーボトルコーヒー」創始者のジェームス・フリーマンが持つ日本の純喫茶へのあこがれを感じるエピソードなども。

コーヒームーブメントの今を浮き彫りにするストーリー構成になっています。

注目したいのが、2013年に閉店した表参道の名店、大坊珈琲店がスクリーンに登場すること。オーナーの大坊勝次さんが、一杯一杯丁寧に抽出するコーヒーに魅了され、たくさんのファンがいた喫茶店です。日本で代表される純喫茶は38年間の営業を終えて、常連客に惜しまれながら幕を閉じました。

監督はサンフランシスコ在住の映像クリエイター、ブランドン・ローパー。この作品は彼の自主制作映画でありながら、世界30か国108都市のコーヒー愛好者による上映会が開催され話題を呼び、本国アメリカでも配給が決まりました。

世界のコーヒーカルチャーをけん引するプロフェッショナルたちの仕事ぶりと信念を追い、コーヒーの今を鮮やかな映像でみせる本作。12月中旬の寒い季節、タンブラーやカップに入れたあたたかいコーヒーを片手に味わいたい映画です。

A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)公式サイト

© 2014 Avocados and Coconuts.

文/高山江梨

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