1. Home
  2. キャリア
  3. 世界でもっとも男女平等な国、アイスランドの「女性の休日」誕生秘話

世界でもっとも男女平等な国、アイスランドの「女性の休日」誕生秘話

世界でもっとも男女平等な国、アイスランドの「女性の休日」誕生秘話

日本でも人気の旅行先であるアイスランドは、温泉やオーロラなどの大自然などで有名ですが、世界でもっとも男女平等な国としても知られいます。

そんなアイスランドには、女性の権利を認めた「女性の休日」が設けられていて、先日、施行から40年という記念の年を迎えました。

女性が勝ち取った平等の権利

この「女性の休日」は、40年前に女性たちが起こしたストライキに由来します。

1975年10月24日、北欧の国々に存在する不平等に反対し、そして、平等の権利を得るために、アイスランドの女性たちはストライキを起こしました。BBCの記事によると、このストはアイスランドの22万人という90パーセント近い女性に影響を与えました。

The Cut」より翻訳引用

9割もの女性が一丸となるのは並大抵のことではありません。40年も前に、女性たちが男女平等という目的のために行動したということ自体、アイスランド女性の意識の高さに驚きます。

家庭も社会も女性が居るからこそ成り立つ

それでは実際、どのようにストライキが行われたのでしょうか。

学校や託児所、銀行、工場、店は閉めなくてはならず、父親は子どもたちを会社に連れて行く羽目に。その日は、お菓子や色鉛筆を持参する父親たち、興奮気味の子どもたちの姿が職場で見られました。調理が簡単で、子どもが大好きなソーセージはどの店でもソールドアウトになりました。

The Cut」より翻訳引用

この日、女性たちは仕事だけでなく、家事や子育ても放棄。男性たちは、慣れない家事を行うなど奮闘したようです。

多くの女性が、自分たちのストライキでアイスランドの多くの産業が打撃を受けると信じ、このイベントに参加しました。女性がどれだけ国の基盤を担っているか、ということを分からせるためです。

The Cut」より翻訳引用

強行策ではありますが、人は失ってから気が付くもの。「当たり前だと思っていたものを失えば、その大切さに気が付く」と見込んでストライキを起こす女性側のアイデアもかなり斬新です。

たった1日のストライキで、すべてが変わった

このストライキの5年後に、アイスランド初の女性首相になったヴィグディス・フィンボガドゥティルさんは、こう語っています。

次の日にはぜんぶ元通りになりました。しかし、女性が男性と同じように社会の柱を支えているという認識を持てたのです。たくさんの会社や組織が打撃を受け、女性の力や必要性が明らかになったのです。根本から人びとの意識を変えました

The Cut」より翻訳引用

アイスランドの女性たちの並外れた行動力、まさにあっぱれです。男女格差の最も少ない国として、アイスランドが何年も連続して1位をキープしている(※)秘密を垣間見たような気もします。

ちなみに日本は104位(※)で、今後の改善に大きく期待したいところです。

※2014年「国際経済フォーラム」調べ

The Cut

image via Shutterstock

  • facebook
  • twitter
  • hatena
神田朝子
NY系東京人のライター/ピアニスト。 立教大学法学部を卒業後、外資系メーカーに勤務。2009年に渡米し音楽修行の傍らライターデビュー。2018年春に帰国。 得意分野はファッションやトレンド。楽しいことを探して東京を漂流する様子はInstagramでほぼ毎日更新中。 英語で学ぶ音楽教室「epiphany piano studio」主宰。

    おすすめ

    powered byCXENSE

    メールマガジンにご登録いただくと、

    MASHING UPとGlossy Japanの新着記事や最新のイベント情報をお送りします。

    また、登録者限定の情報やイベントや座談会などの先行予約のチャンスも。

    MASHING UPとGlossy Japanの最新情報をご希望の方はぜひご登録ください。