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話題の映画にちなんだショーウィンドウも。パリのクリスマス風景にうっとり

話題の映画にちなんだショーウィンドウも。パリのクリスマス風景にうっとり

40代のパリジジャンたちが子どもの頃、クリスマスのワクワク感を最も体感できる場所は、シャンゼリゼのイルミネーションと、デパートのショーウィンドウでした。私の回りでも、子どもの頃、母親に連れられてショーウィンドウを見に行ったという話は珍しくありません。

インターネットで簡単に動画が見られ、娯楽施設やゲームが氾濫する現代になっても、このショーウィンドウのクリスマス・マジックは衰えていないようで、例年大人も子どもも足を止めて見入る微笑ましい様子が見られます

特に人気の高いショーウィンドウは、、オスマン大通りに、ほとんど並んで建っている2つの老舗デパート、ギャラリー・ラファイエット・オスマンとプランタン・オスマン

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Printemps Haussmann© Manuel BOUGOT
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Galeries Lafayette Haussmann

毎年テーマを定めて創られるショーウィンドウは、見る娯楽を通り越して芸術の域にまで達しています。

同時多発テロ事件を受けて

実は、このショーウィンドウを紹介する記事を書いている最中に、11月13日(金)のテロ事件が起きました。深い衝撃に覆われるフランスで、クリスマス気分の記事はとても書き終えることができないように思えた事件直後。

ところが、驚いたことに、早い時期から「負けないぞ」という姿勢を見せるフランス人が、平和を祈るメッセージの数と同じくらい多くいたのです。「人生を楽しむ」というフランスの文化を否定されたままにはしておけない。そのためにも、文化施設、文化行事とも平常通り続けるべきだというのが、彼らの姿勢です。

上記のギャラリー・ラファイエット・オスマンとプランタン・オスマンも、テロ事件翌日の14日(土)、多くの店舗や文化施設が休業を決める中、セキュリティを強化して、果敢に午前中開店しました。

不安要因が消えたわけではない今現在の状況では、とても年末のパリ旅行をすすめるわけにはいきませんが、せめて画像でパリのショーウィンドウ・マジックと、フランスの心意気を伝えられたらと思い、筆ならぬキーボードを取り直した次第です。

「銀河のクリスマス」と「クリスマスのおとぎ話」

オスマン通りのデパート両店がそれぞれ選んだ今年のショーウィンドウのテーマは次の通りです。

ギャラリー・ラファイエットは、全世界で今最も注目されている12月封切の映画『スターウォーズ/フォースの覚醒』にヒントを得たテーマ「銀河のクリスマス」を展開しています。ショーウィンドウは宇宙空間を表現し、店内には巨大な銀河を思わせるコスミックツリーが準備されました。

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Galeries Lafayette Haussmann

またプランタンが準備したテーマは、1911年に作られた物語にインスピレーションを得た「クリスマス、プランタンのおとぎ話」。クリスマスにプランタン("春"の意味)の妖精を蘇らせたような華やかなショーウィンドウが繰り広げられます。

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Printemps Haussmann© Francis Peyrat

13日以来、どうしても沈みがちなパリジャンたち。彼らにこそ、ショーウィンドウの魔法で、微笑みを取り戻してもらいたいものです。

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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