ナチュラルメイクの自然体の女性......。
魅力的な響きですが、大人の女性が、「ナチュラルメイク」を「ほぼノーメイク」と思うのはちょっと危険かも。ある程度の年齢になれば、エイジングのサインが出るのは当然のこと。むしろ、きちんとカバーしてこそ「大人のナチュラルメイク」は成り立つのです。
たとえば「ツヤ肌」がトレンドだと聞いて、質感重視で薄塗りにしたらシミやくすみを隠しきれずにがっかりしてしまった経験はありませんか? 厚塗りは老けて見えるのでNGですが、あまりにも薄塗り肌だと生活感が丸出しに......。
そんな悩める大人のお肌を救ってくれるのがカバーマークのファンデーション。シミやくすみはしっかりカバーしながらも、ツヤのある上品でヘルシーな肌が作れるんです。さっそく、きちんと感があって美しく仕上がるベースメイクの方法を紹介したいと思います。ナチュラルでリッチな「大人のツヤ肌」に衣替えしてみましょう。
アラは隠してツヤを出す。大人のツヤ肌の作り方
ツヤ肌作りの第一関門は「ちょこんと出し」です
ファンデーションを塗るときにやってしまいがちなのが、「欲張り塗り」。頑張ってメークしようと思った日ほど多めに塗ってしまいがちですよね。だけど柔軟剤を入れすぎてもそれ以上効果を発揮しないように、ファンデーションにも規定量があるんです。
使うファンデーションの量の目安は直径5mmほど。手の甲にちょこんと出すくらいでOK。もし余ったら使い切ろうとしないで必要な量を見極めることも大切。この量のファンデで仕上げることがフレッシュに若々しい大人のツヤ肌作りの第一関門です。
ツヤ肌への近道は「スタンプ塗り」
ファンデを指先につけたら、気になるところにスタンプを押すようにのせます。基本、目の下の三角ゾーンは必須。その後には額、鼻、あごにスタンプして。ポイントは鏡の自分と相談しながら、本当にアラが気になるところにだけのせていくこと。
部分塗りすることで自然な陰影ができ、肌に抜け感が生まれるのです。全顔スタンプしてしまわないように、ていねいに仕上げましょう。
「薬指タッチ」でファンデを伸ばして
なぜ薬指を使うかって? それは薬指ならほどよい力加減で伸ばせるから。スタンプ塗りをしなかった部分に、薄くヴェールをまとわせるようにやさしく伸ばしていきましょう。
こうすると、スタンプ塗りでカバーした部分と薄く伸ばした部分とでメリハリができて、顔にナチュラルな陰影が生まれます。このメリハリこそが抜け感に。ついフェイス全体にファンデを厚塗りしたくなってしまうけど、しっかりカバーする部分、薄く伸ばす部分で違いを出すことを覚えておきましょう。
パウダーの鉄則は「高級な桃に触るように」
パウダーをつけるときは決して押し込んだり、パタパタたたき込んだりしないで。パフにはとても繊細な毛足があるので、滑らせるだけでパフの表面の起毛がキメにフィットし、透明感につながるのです。
パウダーも全顔にたっぷりとはのせません。Tゾーン、鼻まわり、あご先をカバーしたら、ほかの部分はふわっとのせるぐらいにとどめましょう。光のヴェールで立体感と透明感がプラスされ上品な質感に仕上がります。
大人の肌こそ「エフォートレス」が合言葉です
シミを隠そうとしたり、汗で崩れた肌にファンデを頑張ってのせても、アラは目立つばかり。今回紹介したメイクなら、透け感があってエフォートレスな大人のツヤ肌に。時間が経っても崩れたことすら気づかれません。
肌が美しいとチークやシャドウで主張しなくていいから、トレンドのカラーレスなメイクもキマるんです。エフォートレスなツヤ肌は、大人の女の余裕です。
撮影/山辺恵美子 ヘアメイク/小田切ヒロ(ラ・ドンナ) 文/諫山由梨子
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