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ハイシーズンはいま。パリから一番近い海辺の優雅な休日

ハイシーズンはいま。パリから一番近い海辺の優雅な休日

パリを流れるセーヌ川は、そのまま西方に蛇行して大西洋へ流れ込みます。丁度そのセーヌが海に合流する河口の南方にあるのがDeauville(ドーヴィル)とTrouville(トゥルーヴィル)の町です。

どちらもパリから車でも列車でも2時間の距離とあり、パリジャンがこぞって週末や休暇を過ごしにくる海辺です。

ノルマンディ独特の木組みの家、広い砂浜に沿うプロムナードの揃う2つの町を隔てるのは、トゥック川。

パリの裕福層の別荘が並ぶドーヴィル

ドーヴィルには、幾何学的に引かれた道路に沿って、パリの裕福層の別荘やハイブランドの店が立ちならびます。

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ドーヴィル市役所 (c)冠ゆき

カラフルなパラソルが立ち並ぶドーヴィルの浜辺は、19世紀の画家Eugène Boudin(ウージェーヌ・ブーダン)の絵でも有名。

ブーダンは、あのモネに、屋外で絵を描くことを教えた画家でもあります。海辺に沿う板張りのプロムナードは1キロ以上続きます。

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パラソルの並ぶドーヴィルの浜辺 (c)冠ゆき

A photo posted by Yuki E. (@kanmuriyuki) on

ドーヴィル海辺のプロムナード (c)冠ゆき

また、ドーヴィルを語るのに、忘れてはならないのが競馬場。

競馬場といっても、シャンパーニュを飲みながら観戦できる席があったり、レストランもあれば、観客席横の広い芝生には、子どもの遊具が設置されていたりと、和やかなムードが漂う場所です。

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競馬場で寛ぐ人々 (c)冠ゆき

ドーヴィル周囲には競馬場が2か所ありますが、レースによっては、ドレスアップした女性の集まるレディースデーなどもあり、優雅な雰囲気です。

白い砂浜で知られるトゥルーヴィル

かたやトゥルーヴィルは、ドーヴィルより古くから、白い砂浜が知られていた町です。19世紀には大デュマやフローベール、20世紀にはプルースト、マルグリット・デュラスらが、執筆に集中するため、滞在した町でもあります。

海岸沿いには、19世紀の美しい建築が残り、モネの描いた絵が彷彿とされます。

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トゥルーヴィル海岸沿いの建築 (c)冠ゆき

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上の写真の建物内から見たトゥルーヴィルの夕日 (c)冠ゆき

20世紀になってから今の姿となったドーヴィルと異なり、古くから漁民の住んでいたトゥルーヴィルは、斜面にへばりつくような土地に、細い路地が通る町。

いまも地元民が集う魚市場は健在で、より生活感を感じます。

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トゥック川の橋の上から見たトゥルーヴィルの町 (c)冠ゆき

似て非なるこの2つの町。パリから2時間ですから、日帰りもできますが、両者の魅力を堪能するには、泊まりで訪れたい場所です。

今頃から秋にかけてのハイシーズンは、できれば週末を避けることをおすすめします。

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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