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美容の新常識。飛行機のなかでは日焼けどめを塗るべき

美容の新常識。飛行機のなかでは日焼けどめを塗るべき

GWや夏休みに、飛行機での旅行を予定している人も多いと思います。機内の乾燥対策として、モイスチャライザーやスプレー式の化粧水を持参するのは定番です。

また、とくに長距離フライトでは、肌を休ませるために拭きとりシートなどでメイクを落とし、すっぴんで過ごす人も多いのではないでしょうか。

ところが、最近、アメリカの皮膚科医のあいだでは、機内では日焼けどめを塗るべきだとする説が有力になっているようです。

約1時間のフライトで浴びる紫外線量は?

飛行機内にいるのに日焼けするの? と意外な気がしますが、空の上での紫外線量に注目が集まったそもそもの発端は、パイロットやフライト・アテンダントのあいだで、皮膚がんの一種であるメラノーマの発生率が高かったこと。

アメリカ医師協会ジャーナル(JAMA)に昨年発表された皮膚科医らの共同研究によると、

高度3万フィートで56.6分間のフライトを行うパイロットは、日焼けマシーン20分間のセッションと同量のUVAに晒されることになる。

その量は厚い雲の重なりや雪原上のフライトでは顕著に高まり、UVAは最高で85パーセントまで放射する。

The JAMA Network」より翻訳引用

ことがわかりました。

高度3万フィートの上空では太陽からの距離が近くなり、地上よりも紫外線の害が大きくなるというわけです。

たとえば5時間のフライトで、100分間も日焼けマシーンに入るのと同じと考えると、空の上という特殊な環境が職場となるパイロットの肌には、かなりの負担が強いられていることがわかります。

飛行機の窓はUVAを遮断しない

紫外線には肌を赤く日焼けさせるUVBと、波長が長く、肌の深部まで届いてシワや老化、ひいては皮膚がんを引き起こすUVAがあるといわれています。

通常、飛行機の窓はUVBをブロックする材質でできているので、見た目にわかるような日焼けをしたようには感じません。ところが、肌に有害なUVAは透過してしまうとのこと。そのため、

機内におけるUVAの伝導が、パイロットのメラノーマのリスクを高めている可能性がある

The JAMA Network」より翻訳引用

と考えられているそうです。

乗客にも降り注ぐ紫外線

そうはいっても、客室の窓はパイロットたちが直面している操縦室の窓よりも小さいですし、一般の乗客は飛行機に乗る頻度も彼らにくらべればずっと少ないですが、

アメリカ皮膚科学会の皮膚科医グラショファー氏によると、飛行機に乗るたびに太陽に晒される時間は加算されていき、皮膚がんのリスクは高まると考えられる。

Condé Nast Traveler」より翻訳引用

とのこと。乗客も、とくに窓側のシートに座るときは安心してはいられません。

シェードを下ろすかUVクリームで対策を

では、どんな対策をとれば良いのでしょうか。

ジョエル・コーエン皮膚科医は、「晴天時には、シェードを下ろすようにしています」と言います。また、雪や空を覆う雲は紫外線を反射するため、天候にかかわらずシェードを下ろすことが大事です。(中略)そして、SPF30以上の日焼けどめを塗りましょう

Condé Nast Traveler」より翻訳引用

日本の日焼けどめには、UVBをブロックするSPFとUVAを遮断するPA値が表示されていますが、機内でのダメージを防ぐには、とくにPA値が高いものを選ぶようにしたいもの

また、座席の好みは人それぞれですが、紫外線ダメージを考えると、通路側シートを選んだほうが良いかもしれません。

機内では肌の乾燥に気を取られて、盲点だったUV対策。光老化を防ぐためにも、今度の旅行には、機内に持ち込める小さいサイズの日焼けどめを忘れないようにしようと思います。

The JAMA Network, Condé Nast Traveler

image via Shutterstock

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田上晶子
ライター、コピーライター、翻訳業。東京でコピーライターとしてコスメ・ファッション・食品等の広告制作やネーミング、ブランディングに携わった後、渡米。現在、シアトル在住。海あり、山あり、湖あり、程よく都会でリベラルな北西部で楽しく暮らす。ビンテージドレス、アメリカ文学、音楽、お茶、健康、ヨガ、ランニングと睡眠と冒険が好物。

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