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#4 老後の資金運用にNISAは使える?【40代からのマネー計画】

#4 老後の資金運用にNISAは使える?【40代からのマネー計画】

独身で将来のお金が足りるか不安です。資産運用に興味があり「今年はNISAがはじめどき」と聞きましたが、そもそもNISAってどんなものですか? また、本当に今年はじめると良いのですか?(38歳・会社員・はるか)

はじめまして、はるかさん。税理士の木次谷智尚です。

将来の生活費を資金運用で増やすことをご検討されているのですね。

それでは、投資未経験のはるかさん向けに、NISAについての基本的な情報を主にご説明させていただきます。

NISA自体は金融商品にあらず

NISAは「少額投資非課税制度」の総称で、NISA専用の口座で取引した投資の収益が最大5年間非課税になる制度です。投資限度額は年間1人あたり120万円までで、この範囲で取引した株式や投資信託の配当金や運用益にかかる税金が無税となります。

「今年はNISAがはじめどき」という意見は、おそらく2016年1月から投資限度額が年間120万円に増額した(2014、2015年は年間100万円)ことと、未成年でも開設・運用できる「ジュニアNISA」が創設されるなど、サービスが拡充したことを意識してかと思います。

利益が出ても税金がかからない点、120万円という比較的リスクのとりやすい資金を運用する点などから、初心者が投資感覚を身につけるチャレンジの場としてNISA口座をつくるケースが増えているようです。

NISA口座の開設はここをチェック

NISA口座は現在、さまざまな金融機関や証券会社などで開設できますが、「取引手数料」や「取引できる金融商品の種類(株式/投資信託)」はそれぞれ異なるので、自分に合った口座を選ぶ必要があります。

なお、毎年口座をほかの金融機関や証券会社などに変更できるので、開設前の比較検討で悩みすぎてしまうときは、はるかさんが手続きしやすいところで開設し、実際に使ってみるのも手です。

NISA口座の利点を活かした取引を

先ほど、NISAでの投資限度額は120万円と言いましたが、「保有資産の合計が120万まで」ではないので注意が必要です。たとえば80万円の株を買って90万円で売却した場合、その年の非課税枠は残り120万-80万=40万円。40万円を超える取引は課税対象となります。

そういった面でも、NISA口座は保有し続けて配当金や運用益を得る長期投資に向いていると言われています。

細かい値動きで売買を繰り返して利ざやを稼ぐような投資スタイルには向いていません。短期売買の取引は、売買手数料の安いネット証券会社などを利用するのが一般的な考えです。

はるかさんが投資をするのが初めてであれば、まずはご自身の財布と相談しながら、あまり無理をせずに、NISAが将来の備えに対する意識のきっかけになればと思います。

photo by Shutterstock

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