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「イケメンだから」だけが理由ではない。カナダのトルドー首相に視線集中

「イケメンだから」だけが理由ではない。カナダのトルドー首相に視線集中

5月末に伊勢志摩で行われたG7サミットには、先進7カ国の首脳が集結しました。

なかでも「あのイケメンは誰!?」と私たちの心を躍らせたのが、カナダの首相、ジャスティン・トルドー氏。2013年にカナダ自由党党首となり、2015年11月の総選挙で大勝をおさめて首相に就任した、44歳の若きトップです。

トルドー氏は、1960年代から80年代にかけてカナダ首相を務めたピエール・トルドー氏の長男です。いわゆる甘いマスクに188cmの長身、いかにも育ちが良さそうで気さくなキャラクターなどから、カナダだけでなく世界中で人気を博しつつあります。

人気なのはトルドー氏だけでなく、ファーストレディや家族全体まで含みます。彼の妻ソフィー・グレゴワは、ニュース番組のレポーターや司会者として活躍するかたわらで、主に女性支援のチャリティ活動にも積極的に参加してきた女性です。ふたりの間には二男一女がいて、子どもたちの姿もたびたび公開されているのですが、まさに絵に描いたような素敵なファミリーなのです。

でも政治家なんだから、やっぱりどういう実績があるのかが気になります。というわけで、トルドー氏のこれまでの実績と評価を振り返ります。

首相就任半年の大胆な取り組み

トルドー氏がカナダで注目を集めるようになったのは、父親であるピエール・トルドー氏が亡くなった2000年、国葬での感動的なスピーチがきっかけでした。その後TVやラジオの出演オファーを受けていくなかで知名度が高まるとともに、自身の政治への関心も強まっていきました

そして2008年、自由党から庶民院議員に当選。2013年には自由党党首選で圧勝し、さらに2015年の総選挙で10年ぶりの政権奪回を果たして首相に就任しました。そのときの「今夜歴史をつくったのは私ではなく、皆さんだ」という言葉が、彼の人となりをよく表しているような気がします。

カナダ トルドー首相

首相就任からはまだ半年ほどですが、いろいろな局面ですでにリーダーシップを発揮しています。まず就任直後、フェミニストを自認するトルドー氏は、閣僚の半分に女性を任命しました。これはカナダとしては史上もっとも高い女性比率であり、世界レベルでも先進的なことですが、この理由について彼は「今は2015年だからさ」とコメントしました。

さらに今年3月には、カナダの首相としては19年ぶりにワシントンを訪問。バラク・オバマ大統領との良好な関係を深め、メタンガス排出の大幅削減目標を掲げた共同声明を発表しました。

そして5月のG7では、反保護貿易主義やイギリスのEU脱退への警戒といった点で各国と合意し、共同声明へと盛り込みました。G7の場では、ドイツのアンゲラ・メルケル首相から、シリア難民受け入れについて賞賛を受けています。

また政治的な実績だけでなく、彼の存在はカナダ全体のイメージアップにもつながっているのかもしれません。New York Timesでは「With the Rise of Justin Trudeau, Canada Is Suddenly ... Hip?」(ジャスティン・トルドーの躍進で、カナダは突如おしゃれに?)と題した記事を掲載しています。

あわや失速、の事態も逆転

順風満帆のように見えるトルドー氏ですが、G7の直前にはちょっとした事件がありました。

トルドー氏は安楽死の認可に向けた法案を議会に提出したのですが、微妙な問題なだけに野党からは猛反発があり、議会での投票日も牛歩戦術が使われていました。投票が始まらないことにいら立ったトルドー氏は、野党のある議員を乱暴に前に進めさせ、その勢いで近くにいた別の女性野党議員にひじがあたってしまったのです。

公の場で首相が議員を手荒く扱い、しかもフェミニストを標榜(ひょうぼう)しているのに女性にぶつかったとあって、野党はここぞとばかりにトルドー氏を攻撃し、メディアも「エルボーゲート」と書き立てました。

でもトルドー氏はすぐさま真摯に何回も謝罪。その結果、世論調査でも「大したことではない」という評価に落ち着き、調査会社のIpsos Public Affairsによる調査では支持率は62%となっています。同社のCEO、Darrell Bricker氏は「我々が見ているデータが何であれ、それは支持率低下を反映したものではない。彼はもはやテフロンだ」と評価しています。

ミスがあっても高い支持率を維持でき、むしろ雨降って地固まったかのようですね。これからもますます活躍してほしいです!

Slate、New York Times(12)、CBCThe TelegraphGlobalnews

photo by Getty images

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福田ミホ
ライター、翻訳者。アパレル企業、IT企業を経て、フリーランスに。ギズモードで翻訳、ItMamaでライターを担当し、読者の方が前向きになれる情報発信を心がけています。ブログでは、ファッションや語学、ライフスタイルについての情報を共有しています。ニューヨーク郊外在住。

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