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Case3:NYの女性はアプリで夕食を手配 #日本の女性は食事をつくりすぎかもしれない

Case3:NYの女性はアプリで夕食を手配 #日本の女性は食事をつくりすぎかもしれない

料理を全然しない場合も、しっかりする場合も、使える技がある。

先日、日本の女性は食事づくりをがんばりすぎでは? という問題意識から、実際に米国と日本を比較した調査結果についてお伝えしました。日本の働く女性は、米国の働く女性の2倍近い時間を毎日料理に費やしているんです。

では米国の女性たちは、食事の準備をどう効率化しているんでしょうか?

朝昼晩と女性の手づくりが当たり前の日本とは違い、デリバリーや中食、自宅での調理を省力化するサービスまで、頼れる手段がいろいろあります。

デリバリーが充実

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食事をつくる時間も買いに行く時間もないとき、強い味方がデリバリーです。

日本でデリバリーというとピザかお寿司、古くは出前をしているお蕎麦屋さんというイメージですが、米国のデリバリーはもっと多様です。

米国では高級レストランでない限り、たいていの店がデリバリーに対応しているので、パスタでも中華料理でも、店で食べるようなものを自宅に届けてもらえます。

さらにそれらのレストランを束ねるスマートフォンアプリがあるので、アプリを開けばいま注文可能な店が一覧でき、料理のジャンルや配達の早さなどそのときの状況に合わせて選べます。

自宅に帰る道すがら注文を出し、帰宅直後にできたての食事を受け取ることも可能です。

たとえば「GrubHub」や「Seamless」というサービスには、マンハッタンだけで4000店以上のレストランが登録されています。

店ごとに配達可能な範囲があるので実際の選択肢はもっと少なくなりますが、私の住んでいたアッパーイーストサイドでは300店近く、いま住んでいるニューヨーク郊外でも100店以上から選ぶことができます。

なのでイタリアン・和食・エスニックなどなどバリエーションが豊富で、料理内容も店のメニューとほぼ同じなので、サラダや野菜のグリルなどで栄養バランスも取れます。

デリで1、2品を調達

ただデリバリーばかりでは費用もかさむので、実際は1品か2品を自分で作り、1品か2品を買ってプラスする、というパターンが日本の家庭でも多いのではないでしょうか。

ニューヨークのあちこちにあるデリでも、メイン系からサイド、野菜系、スープまで幅広い食べ物が買えるようになっています。量り売りになっているものが多く、家族構成やお腹具合にあわせてちょうどいい分量が買えます。

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ニューヨークには、一見青果店や生花店ように見える小さなデリから、Whole Foods Market(ホールフーズマーケット)など大手スーパーのデリコーナーまで、いろいろなタイプのデリがあります。

店によって品揃えも違ってくるので、そのとき食べたいものでデリを選ぶのも楽しみのひとつです。上の写真は魚の品揃えに定評のあるグルメスーパー「Citarella」で、デリコーナーにもサーモンなどを使った手の込んだ料理が並びます。

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こちらはメインの魚だけ自分で焼いて、買ってきたサイドやサラダを足したものです。魚は内臓などの処理をスーパーでしてもらい、塩と残り物のパセリ、オリーブオイルをかけて焼いただけです。

お米を食べるなら朝セットしておいて、夜は魚を焼いている間に盛りつけや配膳をすれば、調理時間がトータル20分ほどで済みます。

忙しくても料理はしたい、という人向けサービスも

とはいえ、外食や中食だけでは塩分や油分が気になるし、味もたいていは自分でつくったほうがおいしいです。

そこで、自宅での調理を極力楽にするためのサービスも生まれています。その代表的なものが、食材セットをデリバリーしてくれる「Blue Apron」です。こんなしっかりした料理の食材が、レシピとともに自宅に定期的に届くんです。

A photo posted by Blue Apron (@blueapron) on

A photo posted by Blue Apron (@blueapron) on

「Blue Apron」では調味料までしっかり計って箱に入っているので、料理のときの手間が省けます。買い物する手間、献立を考える負担がなくなるだけでなく、自分ではあまり食べたことのない料理や食材にトライできるという楽しみもあります。

また農家との直接契約により、一般的なスーパーより新鮮で美味しい食材が使われているのも特長です。「忙しくてもきちんと料理しておいしく健康的なものを食べたい」という、最近の米国の都市のニーズにぴたりとはまっています。

こんな風にニューヨークには、働く女性をサポートするビジネスやサービスがいろいろあると感じます。

とはいえ日本だって、とくにデパ地下やスーパーのお惣菜コーナーなんて、米国より健康に配慮したテイクアウト食品がたくさんあります。外食は日本のほうがリーズナブルだし、「Kit Oisix」のようなレシピ付き食材配達サービスもあります。

料理が負担になっている方には、そんな良い環境をぜひ活用してほしいですし、そういう人を「手抜き」呼ばわりするようなカルチャーは変えていければいいなと思います。

GrubHub, Seamless, Blue Apron, Kit Oisix

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福田ミホ
ライター、翻訳者。アパレル企業、IT企業を経て、フリーランスに。ギズモードで翻訳、ItMamaでライターを担当し、読者の方が前向きになれる情報発信を心がけています。ブログでは、ファッションや語学、ライフスタイルについての情報を共有しています。ニューヨーク郊外在住。

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