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最近、肩の力が抜けてきた? 彼女たちのリアル #エフォートレス座談会

最近、肩の力が抜けてきた? 彼女たちのリアル #エフォートレス座談会

いまでこそ聞き慣れた"アラフォー"という言葉が登場したのは、2007年だと言われます。女優・天海祐希さんが主演したドラマ『Around 40~注文の多いオンナたち~』が象徴的で、アラフォー=キャリアを積み、結婚と仕事の選択を自由に行う、経済的余裕がある世代というイメージが定着。

したのですが、言葉の発祥から約10年。時代も移り変わっています。このアラフォーという単語から想起される人々は、いまやアラフィフ。現在のリアル・アラフォー世代と、言葉が持つパワフルな印象との間に違和感があるというか、むしろいまどきの40代キャリア女性って頑張りすぎないエフォートレスな魅力を放っているような......?

実際のところを、座談会で探ってみることにしました。

肩の力を抜くことも必要だと、身をもって知っている

ーーみなさん、「アラフォー」と聞いて思い浮かぶ人はいますか?

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小野寺未佳さん:『ELFORBR』PR。スキンケアやヘルスなど身体に良い情報が好き。ハーバルセラピストのスクールを卒業したばかり。

小野寺さん(以下O):女優の小泉今日子さんなどをイメージしますが、もう50代でいらっしゃるんですよね。40歳前後の美女を「美魔女」と言いますが、この言葉も誕生が2010年ということは5年以上前。アラフォーや美魔女って、実際の40歳前後の姿とは違うのかも......?

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池田志乃さん:フリーランスPR、コンサルタント。ナチュラルコスメの伝道師。週末はジム通いを欠かさない。

池田さん(以下I):いまの40歳前後って、ちょうど就職氷河期だった世代ですよね。言葉からイメージされるアラフォーって、バブル世代のことなんじゃないかしら。実際のアラフォーはどんなものかといえば、"バランサー"かなと思っています。

ーーと言いますと?

I:以前、バブル世代の上司・私・30代前半の後輩の、3人のチームで働いていたんです。後輩は物心がついたときにはバブルが崩壊していたので、ポジティブだった日本を見ないで育ってますから、トラブルが起きると、上司の「まあ、いずれいい方向に転じるんじゃないかしら」という、根拠なく前向きでいられる様子をまったく理解できないようでした。両世代の間に挟まったわたしは、双方の考え方を噛み砕いてバランスをとる役割だったんです。

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足立優子さん:フリーランスPR。ファッションとグルメに精通。「いまさら感がありますが、最近、古着の面白さに魅了されてます」

足立さん(以下A):順応性が高い世代なのかも。バブル世代の方々って、いまの生活を維持することをベースに物事を考えていらっしゃるイメージがあるけれど、わたしたちの世代は、たとえいきなり田舎暮らしになっても、急に収入が減ったとしても、何とかなるかも、それはそれで楽しめるかも、と、頭のどこかで思っているところがないですか?

I:わかります! わたし、「10年後の自分ってどうなってるんだろう」ってよく考えるんですが、全然想像がつかないんです。こういう状態で40歳を迎えたけれど、30歳のときにいまのこの様子はまったく想像してなかった。会社という守ってくれる場所から飛び出してフリーランスのPRになって、不安定にはなったけど、やってみたらこれはこれでよかった。

ーーそのフレキシブルさは世代の特徴かもしれませんね。

I:でも一方でこの仕事って体力面含め50代まで続けられるものじゃないのかも、とも思っている。じゃあ10年後何をしているんだろうと考えるとやっぱりわからなくて......。PRの「ピ」の字もない生活をしてるかもしれません。自給自足生活とか(笑)。

O:わたし、若いころは「○年後にはセレクトショップのプレスになりたい」みたいな明確なビジョンがあったんです。でもいまはいつまでにこうなりたい、結婚をしたいとかはなくて、こっちを選べばこんなことが、あっちを選べばあんなことが待ってそう、と臨機応変に対応できるようになったので、具体的な目標は定めなくてよくなってきました。

A:頑張れば頑張っただけリターンがあると信じて高校卒業までやってきたのに就職氷河期が訪れて、「就職先がない!!」ってなってしまった。世間が最初から暗かったわけじゃなくて、バブルのキラキラを見た後だっただけに、「世の中いろんなことが起こるから、肩の力を抜かざるをえないことも時にはあるんだ」ってことを覚えましたよね(苦笑)。

I:親世代にあたる60代の方々にとって、女性が結婚して子供を産むことって当たり前でしたし、それを見て育った50代の方も、ややそこに近い感覚だと思うんです。でもいまのアラフォー世代には結婚して子供がいる人もいれば、DINKSもいるし、独身もいればバツイチもいる。

ーーバラエティに富んでいますね。

I:さまざまな人たちで構成された世代が老後を迎えていくとどうなるのか、前例があまりないから、未来の予想図がいっそう描きにくいのかもしれませんね。

A:わたし、じつはバツイチなんです。4年前に離婚したときは、60歳を迎えたときに結婚している必要はないと思っていました。でも最近は、いまと同じ生活を続けていったら飽きてしまったりするんじゃないか、体力的にきついんじゃないかと思いはじめました。結婚という形じゃなくてもいいから、老後を一緒にのんびり過ごせるパートナーが欲しいところ......。

O:今日あった出来事を共有できる人は必要ですよね。冒頭で小泉今日子さんの名前を出しましたが、彼女のように、トップを走った経験を持ち、いまはあれこれ露出せず仕事を選びながら、なお第一線でいて、かつ料理をしたり恋もしたりとプライベートも充実させている様子が素敵だなあと思います。

A:そう、自然体の魅力!

O:自分のまわりでも、ガツガツしすぎず、ゆっくりと暮らしている諸先輩方に憧れます。そういう姿を素敵だと感じるようになったのは、いまの年齢になってからですね。

時代が求める新しいエフォートレスのかたち

ーーファッション、ビューティの先端情報に精通するみなさんは、ご自身のことにおいてだけでなく、それぞれの分野でエフォートレスな風潮を実感することがありますか?

A:池田さんはビューティを専門になさっていますが、ビューティ系の方には、やっぱり美魔女っているんですか......? 美魔女って、かなり頑張ってる感があると思っていて。

I:ビューティを仕事にしている人のなかには、美魔女って意外といないんです。って、そもそも美魔女ってどんな方を指すんでしたっけ??

ーーこの言葉を生んだ雑誌には、「外見美と知的美を兼ね備えた年齢を感じさせない美しさを持つ30代後半から40代の女性」とあります。

I:年齢に抗っている感がありますねえ。年相応に見えても、わたしは全然構わないですけれど。一生懸命リフトアップするとかって、わたしにはできません。

ーーいい意味でのズボラ感もこの世代ならあり、と。

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ズボラさんにもぴったりのイージーケアを叶えてくれる。

左:「ハイライターってツヤが出すぎると逆にシワが目立つんです。『rms beauty』のハイライターの新色<マスターミクサー>は、他人からは塗ってるように思われない自然な仕上がりで、ローズゴールドが健康肌に見せてくれます」(池田さん)

右:「出合ってから欠かさずに使っている『オルタナ』の<タイムマネージメントエッセンス>。これのおかげで1年中肌が安定しています」(足立さん)

I:ビューティではナチュラル系コスメに着目する人が増えているんです。オーガニックが頑張らないコスメだとは言いませんが、肩の力が抜けた感がありますよね。そういう点で、世間的にも頑張りすぎない風潮になってきているのかしら、と感じています。

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左:「『TWIGGY.』の松浦美穂さんのワークショップに参加してから頭皮ケアに目覚めました。継続しやすいケアとして『ユメドリーミング エピキュリアン』の<クレンジングクレイ>がおすすめ」(小野寺さん)。

右:「パサつきやカラーの退色が防げる髪の日焼け止め『オーガニックウェイ』の<サンプロテクティブエリクサー>。オイルタイプのように束感ができず、スタイリングしやすいです」(池田さん)。

O:わたしが担当している『ELFORBR』は「大人の女性が着られるエフォートレス・トラッド」がコンセプトなんです。立ち上げたのは2013年で、ちょうど"シンプル"や"ベーシック"が主流になりはじめたころ。4年経って、みんな、ベーシックなスタイルには慣れてきたように思います。

ーー時代が追いついてきたんですね。

O:だからこそいま求められているのは、シルエットはきれいでもウェストはゴムだったり、フラットシューズならポインテッドだったり、ヒールなら太めのチャンキーだったり。自分が心地よくありたいという心の声は聞きつつも、大人らしさは忘れないきちんとした装い。ただ楽なだけではないエフォートレスが、いまっぽいと思います。

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「『ELFORBR』の今秋のヒットアイテムはウェストゴム・パンツ。ウェストの前部分はきちんと感があるけれど、後ろはゴムのギャザーになっていてリラックスできます。ゆるゆるムードになりすぎません」(小野寺さん)

A:昔は"いい物"ってブランド品しかなかったけれど、いまは選択肢がたくさんあって、メゾンブランドからも、違うところからも、自由に選べるのが嬉しい。この年になると自分の好きなものってまとまってきていて、流行だからって手を出すわけではありません。むしろ古着や、セルフヴィンテージ化した若いころに買ったものを楽しむことも増えました。

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「『ID DAILYWEAR』の服はシンプルですがシルエットがきれいなのでパパッとキマリます。この秋は土っぽい、茶が気分。写真はワンピースとして1枚でも着られますが、今日はマイブームの古着のデニムを合わせました」(足立さん)

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「『それ、どこの!?』と尋ねられる率100%の『ADER』の藤バングル。コーディネートの主役にできるアクセサリーです」(池田さん)

ーー服だけじゃなく、自己投資しているものってありますか?

A:......食でしょうか? 身体のなかに入れるものだから(笑)。あとは旅。

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左:「分子整合栄養という血液検査を行ったところビタミンE不足という結果だったので、『美的ヌーボ プレミアム』を飲みはじめました」(小野寺さん)。

右:体内に蓄積した重金属のデトックスに効果が高い『Sunfood』の<スピルリナ&クロレラ タブレット>。便秘解消にも。「美肌にはインナーケアも欠かせません。クロレラのタブレット、効いてる気がします」(池田さん)。

I:わたしは近ごろ、インテリアを充実させることにハマっています。センスがないと思っていたので家具に興味を持ったことがなかったんです。でも、自分の好きなものを置いておけばいいんだと気づいたら気楽に探せるようになりましたし、家に帰るのが楽しくなりました。

ーーなるほど。他人からおしゃれだと思われる必要なんてなくて、美容もファッションもライフスタイルも、自分流が一番。もう大人になった私たちだから、自分らしさを大切にしていきたいですね。

撮影/上原朋也 撮影協力/ラ・フェンテ代官山

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