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あなたはいつでも美しかった。輝き続けた表現者デヴィッド・ボウイ #TBT

あなたはいつでも美しかった。輝き続けた表現者デヴィッド・ボウイ #TBT

今年明けたばかりの、デヴィッド・ボウイの死去。69歳になった2016年1月8日、その2日後に亡くなったニュースには衝撃を受けました。

時代とともに変幻自在の表現者

クローズアップで気づくのが、彼の左右の目の色の違い。これには、先天性の虹彩異色症説と、怪我による説と2説あります。

本当の理由は後者。伝記の決定版、ポール・トリンカ著『David Bowie: Starman』によると、15歳のとき、友人とのけんかで左目を負傷、瞳孔が開いたままとなったため、瞳孔の黒が目の色に見えるようになったのです。

ミステリアスな雰囲気と存在感はずっと不変。でも、スタイルは時代とともに変幻自在に変化していきました。

A photo posted by David Bowie (@davidbowie) on

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1969年から1973年の初期でも、こんなに違う表情。

80年代になったら、スーツ姿でダンディに。

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90年代以降は、男の色香をにじませた渋いおじさま路線。またこれが決まっているのだ。

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ちなみに、1992年にスーパーモデルのイマンと結婚したニュースには、なんてすてきなカップルだろうと憧れたものです。

80年代の音楽を振り返る

80年代には、数々のヒット曲でチャートを賑わせてくれました。

1981年の『アンダー・プレッシャー』は、クイーンとのコラボ。フレディ・マーキュリーとの競演で、わたしのお気に入りの一曲となりました。

1983年『レッツ・ダンス』は、同名アルバムからの大ヒット。

このアルバムは、『モダン・ラヴ』『チャイナ・ガール』などダンサブルな名曲ばかり。イントロ当てクイズなら、まかせて!

スクリーンでその美貌をたどる

女性にも男性にもアピールする彼の中性的な美しさは、映画界も放っておきませんでした。

1976年の『地球に落ちて来た男』で初主演を果たして以来、数々の映画にも出演したボウイ。スクリーンで彼の美しさを堪能する4本を選びました。

『ハンガー』(1983年)

ボウイ映画のイチオシは、1983年の『ハンガー』。カトリーヌ・ドヌーヴ、スーザン・サランドンという豪華共演陣に負けず劣らず、彼の美しさと官能が際立っていました。

表向きはチェロ奏者、実は吸血鬼という役どころ。永遠の若さを手にいれたはずだったのですが......。

映像とクラシック音楽の組み合わせが美しかった、CM界から転向したトニー・スコットの初監督作。

『戦場のメリークリスマス』(1983年)

同年には、『戦場のメリークリスマス』にも主演。共演は坂本龍一。大島渚監督は、音楽界の美しき男たちを起用し、戦争という極限状況に置かれた人間の哀しさと狂気を描きました。

『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986年)

1986年の『ラビリンス/魔王の迷宮』では、ゴブリン界の魔王、ジャレス役。

歌舞伎の隈取のような眉メイクに、連獅子ヘアスタイルもなかなかいい。歌舞伎ってけっこうアバンギャルドだったのね。

共演は、撮影当時14歳のジェニファー・コネリー。大人への過渡期にある主人公サラ役。サラは、ジャレスに惑わされ、反感を感じ、抗います。

ほかの登場人物はマペットばかりで、サラの年齢に近い時代に観たときには、テーマもよくわからず、違和感を感じたものでした(まだ修行不足でございました)。

ところが、いま観ると、乙女に大人の世界をかいま見せる、セクシーでカリスマな男性役がボウイにぴったり。大人としての責任、セクシュアリティ、自己発見など、けっこう深いテーマを織り込んだ作品だったのです。

『ズーランダー』(2001年)

おまけは、2001年のコメディ『ズーランダー』。

ズーランダーとハンセルの男性モデル対決で、本人として審判役で登場。思わず心の中で、「一番すてきなのは審判のボウイ!」と叫んだのはわたしです。

彼の残したクリスマスソングも忘れない

クリスマスシーズンだから、ボウイの残したクリスマスソングも忘れない。

それは、『リトル・ドラマー・ボーイ』。1977年のクリスマス特番「Bing Crosby's Merrie Olde Christmas」のために、ハリウッドの大スターで歌手のビング・クロスビーとデュエットしたのでした。

意外な組み合わせでしたが、これを聴いたら『リトル・ドラマー・ボーイ』はこのバージョンに限るんですよね。

2017年は東京でボウイの軌跡をたどる

1969年から2015年までの、彼の音楽が凝縮されたアルバム、『レガシー』が11月に発売されたばかりです。

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そして、日本のファンには、表現者としてのボウイに会える特別なチャンスが!

親日家で知られていたボウイの軌跡をたどる大回顧展「David Bowie Isが、2017年1月8日から4月9日まで、天王洲の寺田倉庫G1ビルで開催されます。

いま、わたしの手元にあるのは『David Bowie Changes: His Lie in Pictures 1947 - 2016』。この写真集で伝わってくるのは、表現者として美しく輝き続けたボウイの生涯。ああ、そして、あなた自身も作品だったんですね。

ご冥福を祈ります。

The Conversation, Bing Magazine

photo by Getty images

ぬえよしこ

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