いま、わたしたちは、働き方の改革が求められています。
受験戦争や就職氷河期の就活を当たり前のように頑張ってきた世代にとっては、「頑張らない」ということがじつは難しかったり。誰も拾えない球をうっかり拾ってしまい、つい残業していませんか? よもや自宅に"持ち帰り仕事"とか......。
バイリンガル・スペシャリストの人材紹介を手がけるロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が実施した、外資系・日系グローバル企業に勤めるバイリンガル社員140人対象のアンケートによると、80%が「週休3日制に賛成」だったとのこと(実施期間:2016年11月28日〜2017年1月10日)。
さらに66%が「導入している会社に転職」を検討するという結果でした。
就業時間が短いと生産性は向上?
一方の反対派からは「残業が増えそう」(20%)、「結局、休日出勤をすることになりそう」(32%)、「仕事の生産性が下がる」(29%)という懸念点があがりました。
また、「社会の足並みが揃わなければ難しい」という声も。確かに、こちらは休みだが取引先は稼働中......となると心象やいかに。気になるところです。
しかし、生産性に関しては「下がる」とは断定できないよう。ライフハッカー[日本版]の「生産性を高めたいなら週休3日にしてみよう」にもあるように、よく休んでエネルギーが満ちた状態のほうが生産性が高まるという説も。
ヘトヘトに疲れた金曜日の昼すぎあたりからは「ダメだ。もう仕事にならない」と呟くこと......ありますよね。
増えた休みにすることはレジャーや勉強
仕事は4日間の内にキュッとコンパクトに。そして迎えた3日間の休みに、バイリンガル社員たちは何をするのでしょう? 週休3日制度に賛成派はこんな意見。
65%にのぼる人が「趣味・レジャー・スポーツ」と回答。たとえば金曜日から土曜日にかけて郊外へキャンプに出かけ、日曜日は自宅でゆっくりと休む。これなら月曜日からパワフルに仕事ができそうです。
注目は43.6%の「語学や資格などの勉強」という意見。そう、これです。常にスキルアップしていかなければ上へ上へと登っていけないシビアな現代社会。それなのに仕事はてんこもりで、平日はぐったりというのでは、いつまでも成長は見込めません。
社員に活気がみなぎり、スキル向上に研鑽してくれるのであれば、企業として導入を検討してもいいのではと思えてきます。
そこで質問。カフェグローブ世代のみなさんは、週休3日制度に賛成? 反対?
プレミアムフライデーという選択肢も
折しも、15時終業を促す「プレミアムフライデー」がはじまろうとしています。官民連携で推進されてきた試みで、名乗り出た企業で実施されるのは2017年2月24日から。それにあわせて飲食店ではハッピーアワーを打ち出したり、金曜出発の旅行商材が登場したり、つまりは経済活性化も期待されています。
「無理よ、無理。4日で仕事が終わるわけない」と言わず、ちょっと考えてみませんか。わたしたちは、何もかもが手探だった20代や30代を乗り越えて今日に至ります。仕事をスムーズに片付けるコツは心得ているはず。集中力を高めれば、不可能ではないのでは?
改革を求められているのは「無理」という思い込みや、「サボっている......?」という後ろめたさ。「長時間打ち込む=仕事熱心」という信仰。これらをオフィスのリーダー格であるわたしたちの頭から取り払い、率先して生産性をあげていけば、後に続く部下たちと共に爽やかに休日を迎えられることでしょう。
まず、溜まった有給休暇を利用して、来週あたりに休んでみる? ヘアサロンに行ったり、スパに行ったり、ホテルでシャンパンフリーフロー、読書、映画......。TO DOリスト、結構いっぱい。
文/カフェグローブ編集部
image via Shutterstock
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