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年齢を重ねたほうが光ってる。白髪を染めない、銀髪のインスタグラマーたち

年齢を重ねたほうが光ってる。白髪を染めない、銀髪のインスタグラマーたち

40代、髪に白いものを発見! その日から、頭は「どうやって隠そうか?」という問いかけでいっぱいに。

そんなとき目にすると肩の力が抜けるのは、素敵な年上女性のインスタグラムです。

銀髪に変わる過程をインスタで公開したソフィ・フォンタネル

ひとりは、今年55歳になるフランス人ジャーナリストSophie Fontanel (ソフィ・フォンタネル)。『コスモポリタン』や『ELLE(エル)』を経て、現在は雑誌『L'Obs(ロブス)』で働いています。

いまはすっかり銀髪のソフィですが、じつは髪染めをやめたのは、わりと最近のこと。その決心を聞いたまわりの反応は、かならずしも肯定的ではなかったそうです。

「女友達の一人は、髪染めをやめることを、身体を洗うのをやめることと同じだと思っているのよ」と笑うソフィ。(中略)別な女友達はこう言ったわ。「分かってるの。道ですれ違う人は、あなたのこと70歳の老婆だと思うかもしれないのよ」って。だから何なのよ。勝手にそう思っていればいいじゃない。

L'Express」より翻訳引用

ソフィの面白いところは、だんだん髪の白の割合が高くなっていく過程を、実験報告のように、インスタで公開したことです。

本人は大いに楽しんだようで、黒白混じった段階そのものをファッションのひとつのようにとらえているのが、写真からも伝わってきます。

いまでは、10万人近いフォロワーを数えるソフィのインスタグラム。思うに、明るくさばさばと自然体で、茶目っ気あるソフィの人間性も、人を惹きつける一因なのでしょう。

じつは、わたしの好きなジャーナリストのひとりも、銀髪の女性です。フランス第一のラジオニュースチャンネルFrance Info(フランス・アンフォ)で活躍する47歳のFabienne Sintès(ファビアンヌ・サンテズ)。

耳障りの良い落ち着いた声と、切れのいいコメントと報道スタイルが魅力的な女性です。インスタはしていないようですが、彼女の場合、銀髪がさらにその知性に厚みを加えているように見えます。

年齢で自分を縛らないサラ・ジェーン・アダムス

もうひとりは、61歳のSarah Jane Adams(サラ・ジェーン・アダムス)。オーストラリアでジュエリービジネスを営むサラがプロモーションの一環としてインスタグラムをはじめたのは4年近く前のことでした。最初の目標は、フォロワー300人だったそうです。

ところが、サラのファッション写真を娘さんがネットに載せたことで、すさまじい反響を呼ぶことに。エイジレスなサラのスタイルは、ファッションブログや『アディダス』の目にもとまり、モデルもつとめました。

でもわたしは、ファッションアイコンとは呼ばれたくないの。むしろアンチ・ファッションアイコンね。(中略)ジュエリーを売ってはいるけど、自分ではめったにつけたことがないわ。(中略)

ヒールは履かないし、姿見も持っていないし、ブラもつけたことがない。わたしに合う小さなサイズがないんですもの。

Daily Telegraph」から翻訳引用

体重計もメジャーも持ってないというサラの服は、どれもフリーサイズだとか。

明るくエキセントリックな色や柄が、にくいほど似合うサラ。

インスタの写真は、ときとしてミステリアス、ときとして無邪気な表情を写し、現在のフォロワーはなんと14万人以上。彼女の場合、銀髪がさらにそのエイジレスな魅力を引き立てているような気がします。

「年齢は数字でしかない」と公言するサラ。彼女を見ていると、○○歳になったらこうでなくっちゃとか、こんなスタイルが許されるのもXX代のうち、だとか、自分で自分に規制を掛けるのが、ナンセンスに思えてきます。

結局のところ、自分の芯がしっかりあり、内面が輝いてさえいれば、髪を染めようと染めなかろうと、魅力に変わりはないのだということ。

個性的な彼女たちのスタイルは、誰もが真似できるものではないし、真似するものでもないけれど、こんな素敵な先駆者がいると思うと、白髪が増えるのも、ちょっとした楽しみに思えてくるから不思議です。

L'Express, Daily Telegraph, Sophie Fontanel のインスタグラム, Sarah Jane Adams のインスタグラム

image via Shutterstock

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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