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#37 何度傷ついても、あなたの価値は変わらない【大人の恋愛リハビリ講座】

#37 何度傷ついても、あなたの価値は変わらない【大人の恋愛リハビリ講座】

アラフォーにもなれば、恋愛に傷ついた経験も一度や二度ではないでしょう。思い出せないほど昔の傷は癒えたかもしれませんが、深い傷やいつまでもかさぶたのように残っている傷は、ある日唐突に傷口が開き、再び血を流してしまうことも。

あなたにとって、何度も剥がれてしまう「かさぶた」は何ですか?

大好きだった彼を、ほかの女に奪われてしまったこと?何度も彼に浮気されて、自分への自信を失ってしまったこと?長年付き合ってきた男が、自分以外の女と結婚してしまったこと?どんなに罵られても別れられず、依存してしまったこと?幸せだった日々を帳消しにするような、ひどい別れをしたこと?

思い出すたび剥がれるかさぶた。いつになっても治らない傷。身体と違い心は見えないからこそ、古傷をえぐる刃がどこから出てくるのかもわからず、避けきれないから困ります。

だからといって次の恋を恐れていたら、あなたの古傷は治らないかもしれません。

古傷をえぐるのは、もう一度泣きたいから

人の記憶は都合よくできています。時間の経過とともに、昔のことはいい思い出だけが残り、辛かったできごとはだんだんと輪郭がぼやけ、ディテールまで思い出せなくなります。ただ「悲しかった」感情だけがぼんやりと残り、そこにリンクする景色や匂いなどがトリガーとなり、忘れかけていた傷口に到達してしまうのです。

確かにあなたは深い傷を負ったかもしれません。だけどそれは昔のこと。過去、あなたと彼という唯一無二の組み合わせでのみ起こった、繰り返すことのないできごとです。

大人のあなたはもうわかっているはず。同じ景色、同じ匂いに触れるたびに記憶を呼び覚まそうとするのは、ほかでもない自分自身が仕向けているのだということを。

思い出す必要のない記憶をわざわざ引っ張り出してしまうのは、傷ついた感情を呼び覚ますことで、恋の切なさをトレースしたいから。いま、大好きな彼氏との恋に夢中であるならば、それが充実していようと不満や不安だらけであろうと、過去の古傷を取り出して舐めるような真似はしないはず。

恋にしか味わえない切なさは、あなたの感情を刺激します。それが痛みであろうとも、思い出したときによみがえる悲しみは、あなたの心を揺さぶります。

いくらあなたが「もう忘れたいのに」と思っても、不意に夢の中に現れてしまうのは、恋する切なさをもう一度味わいたいから。

涙を流すことで、心が浄化される──そこに少なからず快感があることを、あなたは知っているはず。

悲しみに浸る時間があってもいい。だけど進むことは恐れないで

二度と傷つきたくないとあなたは思うかもしれません。だけど同じ傷には耐性ができてきます。無意識のトレースは、少しずつあなたを強くしているのです。

どんなに傷ついても、あなたの価値は変わりません。むしろたくさん傷ついた人ほど傷つけられた悲しみを知っているから、他人に優しくなれるもの。

次に出会う男は、あなたを傷つけたのとは別の人。ひとときも過去と同じ時間を繰り返しはしないように、現実は心の傷をトレースすることはありません

だから大丈夫。恐れを抱かず次の恋を迎えましょう。前へと進む限り、「過去」はあなたから離れてゆくのです。

image via Shuttersotck

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島田佳奈
作家・女豹ライター・All About恋愛ガイド。豊富な体験と取材から得た“血肉データ”による独自の恋愛観が定評。「AllAbout恋愛」「ハウコレ」「GLAM」他連載多数。著作『アラフォー独女の生きる道』『人のオトコを奪る方法』『女豹本!』他。

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