1. Home
  2. ライフスタイル
  3. 治安がよくて絵本のように美しい。ひみつにしたいヨーロッパ旅

治安がよくて絵本のように美しい。ひみつにしたいヨーロッパ旅

治安がよくて絵本のように美しい。ひみつにしたいヨーロッパ旅

日本を基準にすると、「治安が良い」と言える国がほとんどないヨーロッパで、文句なしに安心できる国を発見しました。

治安良く、のどかな国

その名は、モンテネグロ。

バルカン半島に位置し、クロアチア同様、アドリア海に面して美しく入り組んだ海岸線をもつ国です。国土面積はベルギーの半分以下、人口約70万人。独立してまだ11年の若い国でもあります。

治安の良さを言えば、何しろ貸しアパートを現金で支払うときも、「明朝発つ時、鍵と一緒にテーブルの上にでも置いておいてください。鍵は閉めなくても大丈夫」と言うのんきさ。エンジンを掛けたままの無人車も、時折路上で見かけ、驚いたものです。

加えて、会う人会う人親切で、こちらの心も、滞在日数に比例して、のびやかになっていくような気がしました。

ヨーロッパで人気上昇中のアドリア海

20170513_montenegro_01.jpg

観光客目線でいえば、モンテネグロの一番の魅力は、なんといっても手つかずの自然の美しさ。海にも山にも絶景が広がります。

「モンテネグロ」は「黒い山」という意味。その名の通り、山がちな国です。その黒い山は、時として海岸線近くまで迫り、切り立った崖が、いきなりアドリア海へ落ち込むような独特の風景をつくっています。

実は、アドリア海で、最も陸に入り込んだ湾をなすのが、モンテネグロのコトル湾です。知らずに見れば、湖か川かというくらい奥まっており、まるでフィヨルドのような景観をなしています。

20170513_montenegro_03.jpg

湾の名前にもなっているKotor(コトル)は、古代ローマ時代からの歴史を持つ町で、世界遺産の指定を受けています。岩に張り付くような城砦を背にした旧市街は、狭い路地に中世ヴェネチアの影響が見られる建物が並び、まるで迷路に迷い込んだような気分になります。

20170513_montenegro_05.jpg

コトル以外にも、入り組んだ湾沿いには、可愛らしい町がぽつぽつと並びますが、中でも、必見なのは、コトル湾とリサン湾の間に位置するPerast(ペラスト)。コトル同様ヴェネチアの影響を受けた建物が、海辺に沿って細長くはりついているような町で、船で渡ることもできる小島を見ながら飲むお茶の味は最高です。

対岸にモンテネグロとクロアチア両国を一望できるForte Rose(フォルテロセ)

20170513_forterose _01.jpg20170513_forterose _02.jpg

この奥まった湾の、アドリア海にもっとも近い部分に突き出すLuštica(ルシュティツァ)半島の先端Rose(ロセ)には、古くは税関として使われていた城砦を利用したフォルテロセ・リゾートが建っています。寝室やテラスからは、ヘルツェグ・ノヴィ湾が一望でき、左手には、隣国クロアチアから細長く伸びた半島も望むことができます。

20170513_forterose _03.jpg20170513_forterose _04.jpg

フォルテロセは、レストランもなかなかのお味。新鮮な魚介類を使った料理が楽しめます。窓の外は海。風と波の音以外何も聞こえず、海に浮かぶような気分が味わえるお薦めの場所です。

セレブに人気のスヴェティ・ステファン

20170513_montenegro_06.jpg

モンテネグロのシーサイドリゾートの中で無視できないのはSveti Stefan(スヴェティ・ステファン)です。かつては引き潮のときだけ地続きになる島だったそうで、いまでも陸とは、細い通路だけでつながっています。静かな漁村だったこの島が、豪華なホテルに生まれ変わったのは50年ほど前のこと。完全にプライバシーが守られる隠れ家リゾートとしてセレブに人気で、ソフィア・ローレン、クラウディア・シファー、シルヴェスター・スタローンらが滞在したことで知られます。

20170513_montenegro_07.jpg

できれば連泊したいロケーションですが、一泊約1,000ユーロと高額です。わたしの場合は、滞在するのは将来の夢としておいて、今回は、スヴェティ・ステファン周辺、海岸線の景色を楽しめる散策路を歩き、雰囲気だけ満喫してきました。

アドリア海の景色も素晴らしいですが、山もまた魅力的なモンテネグロ。第二弾では、山の絶景に迫りたいと思います。

[Forte Rose Resort] [Aman Sveti Stefan]

  • facebook
  • twitter
  • hatena
冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

    おすすめ

    powered byCXENSE

    メールマガジンにご登録いただくと、

    MASHING UPとGlossy Japanの新着記事や最新のイベント情報をお送りします。

    また、登録者限定の情報やイベントや座談会などの先行予約のチャンスも。

    MASHING UPとGlossy Japanの最新情報をご希望の方はぜひご登録ください。