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ねえ、結局だれでもいいの? バツあり婚活初デート

ねえ、結局だれでもいいの? バツあり婚活初デート

ネット婚活市場に自ら潜入・調査をすすめ、前回めでたく、ひとりの男と正式に交際をスタートさせたあたし。だけど、何か腑に落ちない......。大人になったからこそ語れる女の本音と、大人だからこそ迷走する日々を語るシリーズ vol.8。

ネットが当たり前に存在する昨今、名前で検索をかければSNSの個人アカウントがヒットしてしまう可能性もあるし、実名でどこかのサイトに登場していれば、その仕事ぶりや活動がわかってしまうこともある。

あたしの場合、作家活動はペンネームでやっているから、本名を明かしたところで身分が明らかになる心配はない。

しかし万が一ペンネームが会う前にバレてしまったら、その活動どころか元夫や元婚約者といった過去までもが白日の下に晒されてしまう。

恋愛系作家としてプライべートまで切り売りしている自分を恥じたことはない。だが仲良くなってから後で読まれて笑われるのと、実物より先に知られてしまうのでは勝手が違う。後者は笑えないどころかドン引きされる可能性もある。

メディアに吐き出してしまった過去を、今さら隠すことはできない。

願わくば、それらを「いろいろあったんだね」と笑い飛ばす懐の深い殿方であることを、あたしは毎回祈りながら初デートに臨んだ。

リアルで会った20数名の男性ほとんどは、メッセや写真で先に知っていた情報を裏切ることはなかった。

逆にあたしのほうはといえば、初対面の時に初めて素性(ペンネーム)を明かしていたせいか、よくも悪くも驚かれることが多かった。

「ウィキペディアに載っている知名度」「(著名人なのに)気さくで話しやすい」というあたしを有名人と勘違いした印象は、おもしろくもあり切なくもあった。

「いやいや無名ですから」と謙遜しつつ「有名じゃなくてすみません」と心の中で謝るのも、自分としては胸中複雑な心境だ。

条件ありきの男は、初対面で最悪の印象を残す

東京出身・30代後半・商社マンのA氏は、いわゆる3高エリート君。だが最初の結婚は「海外赴任中に仲たがい」で終わったという。

バツイチとはいえ外見的にもスペック的にもモテそうな彼が、なぜ10歳も年上のバツあり熟女に会うことを所望したのか、あたしは率直にたずねた。

「東京出身、離婚歴アリ、子どもナシ、専門職系」という条件に合致したから、と彼は悪びれずに答えた。ついでのように「顔も好みだった」とも言った。

バツイチになった自分を、A氏は"人生最大の汚点"と考えているらしい。だから相手にも同じ傷を持つ離婚経験者を希望した。

子どもが嫌いなこと、仕事を持ち自立していることも、前回の結婚で妻と衝突したことを引きずっていることがうかがえた。

初デートの間中、A氏の会話はほとんど「結婚後の生活について」がテーマであり、彼のライフプランを詳しく聞くほど、そこに当てはまる女なら誰でもいいような気がした。

あたしがどんな女でも、彼ならきっと気にしないだろう。だけどあまりに「あたし」個人に興味がなさそうな素振りは、あたしを失望させるには充分すぎた。

後日、次のデートの誘いをあたしは穏便に断った。

A氏の「自身の本音に素直なところ」には好感が持てた。だがそれは「本音だからこそ隠しておいたほうがいい」種類のものだ。

ジャッジすることばかり意識してしまうのは、婚活サイト経由の出会いだからなのか。それとも離婚歴を失敗と捉えているからこそ、必死でジャッジしてしまうのか。

あからさまに品定めをしたのはA氏だけだったが、なんとなくジャッジされてるなと感じる初デートは、彼以外にも感じることがあった。

とはいえあたしも人のことは言えない。取材目的でいろいろ聞き出してしまったことは、相手によっては不愉快に感じたかもしれない。

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島田佳奈
作家・女豹ライター・All About恋愛ガイド。豊富な体験と取材から得た“血肉データ”による独自の恋愛観が定評。「AllAbout恋愛」「ハウコレ」「GLAM」他連載多数。著作『アラフォー独女の生きる道』『人のオトコを奪る方法』『女豹本!』他。

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