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50億ドルのアップル新社屋。設備すごいのに託児所はないの?

50億ドルのアップル新社屋。設備すごいのに託児所はないの?

アップルの最新プロダクトは、カリフォルニア州クパチーノに完成間近の新社屋です。

スティーブ最後のプロジェクト

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この新しい本社ビル、じつは2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズが情熱を注いだ最後のプロジェクトだったんです。

50億ドル(約5,580億円)を費やしたというこの新しいキャンパスは、その名も「Apple Park(アップル・パーク)」。

中央に鎮座するのは、円周が1マイル(約1.6km)を超える巨大なドーナツ型の本社ビルです。

オフィスビルというよりは、スタジアムか空港みたい。空からならその規模が見えてきます。

ソーラーパネルや建材、干ばつに強いタイプの木9,000本を植えるなど、すみずみにスティーブのこだわりが息づいています

フィットネス系バッチリ、でも託児所はなし

社員の健康を考えた設備もたくさんあるんです。10万平方フィート(約9,290㎡)の巨大フィットネス・センターに、2階建てのヨガスタジオ。医科・歯科クリニック。4,000人を収容できるというカフェテリア。

それだからこそ目立つのが、託児所のないところ。これに、アメリカのメディアが疑問を投げかけています。

勤務時間短縮など、幼い子どものいる社員へ違う対策が用意されているのかもしれません。でも、出産後に会社勤めをやめたひとりとしては、「社内に託児所があったら、とくに女性社員の決断は変わっていくのに」と思ってしまいます。

そのいい例が、アウトドア用品のパタゴニア。オンラインメディアのQuartzは、本社内に託児所を設置したら女性社員が辞めなくなったとレポートしています。

それに、託児所が必要なのは女性社員だけではありません。乳幼児のいる父親社員や、幼い孫の世話をする祖父母社員だっているはず。

福利厚生面のリーダーシップも

わたしたちの生活に浸透しているアップル製品。わたしも毎日お世話になっています。

すばらしい製品を提供する会社だからこそ、デザインや技術のイノベーション面だけではなく、従業員のライフ・ワーク・バランスを左右する福利厚生面でもリーダーであってほしいと思うのです。

とくに、物心ついたときからアップル製品を使っている若い世代が働くようになったとき、わたしたちの世代よりも選択肢が多くあるように。

「キャリアか子どもか」ではなくて、「キャリアも子どもも」と両方選べるように。

Quartz, New York Post

photo by Gettyimages

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ぬえよしこ
通算21年のアメリカ生活=テキサス居住歴の東京テキサス人。立教大学英米文学科卒、北テキサス大学院映画専攻修了。映画・航空・教育業界で、ずっと日本語と英語を使っています。ほどほどに都会、ほどほどに田舎、なんでもでっかいダラスで、好きなことや興味のあることを書いています。

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